こんにちは!相変わらずY.S.です。 6月も今週で終わります。雨の一ヶ月でしたね! 今回は私の先週末のお話しをします!

「何もない」ところ

私は大学時代から日本の田舎へ行くことが大好きです。 ひとり旅は大っ嫌いなのでいつも友達を連れて、誰もあえて行かない「何もない」ところへ行っています。 先週末も千葉のいすみ市という、歩ける範囲にスーパーもないど田舎へワクワクと足を運びました。 ちょうど、チーバくんの拳のところです。

波の音と絵の具の匂い

さて、今回は田舎へ行く趣味と別に、ちゃんと目的がありました。 ある海のペンションをお持ちのオーナーさんと縁がありまして、 「ペンションに絵を描いて欲しい!」という要望があったのです。 そこで、美大の同級生たちと共に向かうことになりました。 そのペンションからの景色がこちら… そう!太平洋を一面できるのです。 どこにいても波の音が聞こえる、そんなお家でした。 そんな海の横で、黙々と絵を描きました。 例えば、こちらのパーキングスペース。 周りの植物からインスピレーションを受けたのか、 友達は茂っているパーキングに、さらに絵の具で自然を増やしていました。 こちらはデッキにあるBBQのレンガや物入れ! カラフルな海の中の景色や、生物や、細胞や… やはり海の横にいると生命を肌で感じることができるからでしょうか。 その圧倒される理由にも、家から数分歩くところにありまして…

断崖絶壁!

ペンションのすぐ裏を行くと、そこには… そう!こんな光景が広がってました! 心がドキドキするほどの断崖絶壁。 それを刻む太平洋の荒波に浸食されて形成された岩のディテールに美大生一同は虜になりました。 気がつくとみんな靴を脱いで、岩を登ったり、足の裏でいろんな石の表面を感じたりして遊んでいました。 絵を描いては散歩に出かけたり、通りかけの地域の人とお話をしたり、夕飯を作った後は映画でボロ泣きしたり、そんな感じの週末でした。

「何もない」は存在しない

今までこのように日本各地の「何もない」ところへ足を運んできたのですが、 それを聞いてびっくりする方が多いです。 田舎と言っても別に観光名所も、もしくはスーパーもないところになぜ行きたがるのか。 なぜ「何もない」ところへわざわざ行くのか。 そう思われてる方が多いのかもしれません。 理由はもちろん、「何もない」は存在しないから行くのです。 そうです。 そこには絶対そこでしか目にできない景色と色があって、 その中には世界で一つしかない形を持つ石ころがいくつもあって、 そしてそこに住み着く動物もいれば、 そこを家と呼び、毎日そこで呼吸をしている人たちがいます。 それはむしろ「何もない」のではなく、「全て」があると信じています。 その美しさを観たくて、感じたくて、気がつけば足を運んでいる自分がいるのです。 ということで、 ぜひみなさんも、「何もない」ところへ行ってみるのはどうでしょうか? 世界中、美しいですよ。