Kです。先日、あきさんの息子さんがみごとインターハイ出場を決めました。

おめでとうございます!

それを聞いて、僕も部活を思い出したので、

今日はその話をしようと思います。

高校生のころ、僕は柔道部に入っていました。

入部のきっかけは「先輩に誘われたから」という単純なものでした。

あまり強くはない学校で、部員も全員で10人程度でしたが、

県大会常連が2人はいるような、面白いバランスのチームでした。

何より、顧問の先生が黒帯をつけているのですが、

それに「日本空手協会」と書いてあるんです(笑)

小さい学校だとよくあるらしいのですが、

教員に柔道経験者がいなかったため、一番近そうな空手ができるひとが顧問に選ばれたそうです。

でも部室や練習場はしっかりしていました。

柔道場も2面あって、他の高校と比べても引けをとらないと思います。

さらに、顧問の先生が個人的な趣味で、部費を全てトレーニング器具につぎ込んだため、

ジムにあるようなマシーンが4つほどあり、設備はとっても充実していました(笑)

僕は素人から始めたのですが、同学年6人のうち4人が同じ初心者で、いっしょに練習していました。

初めの内は負けてばかりで「どうしようもないな!」と思っていたのですが、2年目以降は少しずつ勝てるようになったのを覚えています。

3年生の最後の団体戦では、県内でも平均体重が一番軽いチームでしたが県大会の2回戦まではいくことができました。

そして残るは個人戦です。

突っ込みどころの多いうちの高校も、日々の練習が功を奏して、地区大会ならベスト3を独占する力がついていました。

僕も決勝まで進み、県大会出場をかけて当時の部長と戦うことになりました。

部長は部内で一番強くて、「上手い」タイプだったので、力でぶん回すタイプの僕にとっては相性が悪い男でした。

ふだんからぼこぼこにされているのでやだなあと思いましたね(笑)

ところが1分半ぐらいにポイントが取れて、のこり30秒の時点で僕がリードしたんです!

ただ、もうばてばてで、むこうも疲れいて、ぐだぐだな展開になっていました。

その時マネージャーの「残り10秒です」の声が聞こえ、

本当は反則なのですが最後に技をかけて逃げ切ろうと思いました。

すると腕がすっぽ抜けてしまいました…

結局、反則でポイントを減らされ、残り5秒で逆転されてしまい

とても悔しかったのを覚えています。

審判をしていた、顔なじみの他校の先生にも

「あそこでかけ逃げするやつがあるか!」と言われてしまいました。

勝った部長は「お前の分も頑張ってくるよ」と格好いいことを言っていたのですが、

結果は1回戦負けという締まらないことになりました(笑)

いまでも部活の友達で集まるのですが、柔道の話になるたびに「あそこで手を離さなきゃあな」といじられます。

最後まで気を引き締めなければいけないな、と思うエピソードです。

それを考えると、インターハイ出場はとてもすごいことなんです!

あきさんの息子さんには、ぜひ頑張ってほしいと応援しています!