オリジナルTシャツで使える画像とは?解像度や著作権などを解説! - タカハマライフアート

近年流行しているオリジナルTシャツのなかには、画像や写真をデザインとして使用するものが増えています。画像によってはデザイン性の優れたTシャツを作れるため、オリジナルTシャツ作りの初心者の場合でもおすすめの方法です。

しかし、使用する画像の解像度・データ形式に気を付けないと、画質が悪く、画像本来の魅力を消してしまうオリジナルTシャツになりかねません。

そこで本記事では、オリジナルTシャツで画像を使う際のポイントや注意点を解説します。オリジナルTシャツに画像や写真を取り入れたい時はぜひ参考にしてくださいね。


オリジナルTシャツデザインに使う画像の仕様とは?

オリジナルTシャツの制作で画像を使う場合、絶対に抑えておきたいポイントは画像の解像度とファイルデータ形式です。どちらも理想のかたちでデザインするためには重要なポイントで、ショップにオーダーする前に自分の画像が適切な仕様になっているのか確認しておきましょう。

また、より良いデザインにするために覚えておきたい、画像の透過処理についても解説していきますので、オリジナルTシャツ制作に興味がある方は参考にしてみてください。

重視するポイント①画像の解像度

解像度が低い画像をデザインに取り入れると、悪い意味でモザイクのようなものになってしまいます。

そのため、オリジナルTシャツ制作において、使用する画像の解像度は重視しておきたいポイントです。それではどういった画像の解像度は、どのように確認していけばよいのでしょうか?

オリジナルTシャツ制作における画像の解像度について深掘りしていきます。

画像構成密度(dpi)を要チェック

画像の解像度は「画像構成密度」を指し、1インチの中にドットがいくつ入っているのかを表す数値(=dpi)になります。

この解像度の数値が大きいほど高画質な画像ということになり、オリジナルTシャツの制作においても高い解像度の画像の使用がおすすめ。ドット数の少ない画像の場合、プリント時に細かな部分が表現できずに角ばったようなデザインになってしまうかもしれません。

ちなみに、大手オリジナルTシャツ制作ショップで推奨されている解像度は、概ね300~350dpi以上となっています。一般的なTシャツのサイズにプリントする際の推奨解像度のため、よほど小さい範囲のみの印刷でない限り推奨されている解像度の画像でオーダーしましょう。

なお、推奨されている解像度の画像であっても、もとからピンボケした写真や輪郭のくっきりしない線は、どうしても不鮮明なプリントになってしまうので注意してください。

画質(pixel)もチェックしておこう

解像度(=dpi)と似たようなものとして、画質を表す数値・ピクセル(=pixel)があります。dpiはプリンタの出力やスキャナの読み取り、ディスプレイの表示画素の精度を表すのに対して、ピクセルは画像データのサイズを表すことが多いです。

大手オリジナルTシャツショップで推奨されているサイズは、3600×4890pixelとなっています。元のサイズが小さいものを引き延ばすなどすると、デザインがぼやけて細かい表現ができなくなるため、解像度とともにピクセルの値にも注意しておきたいところです。

重視するポイント②ファイルデータ形式

オリジナルTシャツで使用する画像で、解像度と同様に重要なことがファイルデータの形式です。所謂「.jpg」「.png」などという拡張式のことで、それぞれ特徴があり、オリジナルTシャツへの使用に関しても向き・不向きがあります。

ファイルデータには大別して「ラスタ形式」「ベクタ形式」の2種類があります。それぞれどのような特徴があるのか整理していきましょう。

ラスタ形式

ラスタ形式とは、1pixelごとに色や濃度の情報を記録する画像形式で、古くからゲームでも使われてきた「ドット絵」のようなイメージです。代表的な拡張子は「.jpg」「.png」「.gif」などで、スマートフォンで撮影した写真にも使用されているメジャーなものが多いです。

たくさんの点の集合体でデザインし、その点で画像を表現しています。点の数つまり、点の密集度によって、画像の解像度が変動します。ラスタ形式の画像は拡大縮小に不向きなデータ形式で、無理やり拡大すると画質の荒い状態になってしまうというのが弱点です。

そのため、ラスタ形式の画像でオリジナルTシャツを作る際は、解像度と画像サイズどちらも適切な状態であるかをよく確認しなければなりません。

ベクタ形式

ベクタ形式とは点だけでなく、点をつないでいる線・色・カーブなどをデータとして再現しているものです。データを数値で管理しているため、拡大縮小しても画質が悪くならない特徴があります。代表的な拡張子は「.svg」「.eps」「.pdf」などで、専門的なソフトで作成することが多いです。

ラスタ形式よりは綺麗にプリントできるベクタ形式ですが、情報量の多い写真などは再現しにくく、画像によってはデータ化できない場合もあります。また、専門的なソフトでの作成が必須なため、デザインに詳しくない場合は画像作成すらできないでしょう。

ラスタとベクタどちらがオリジナルTシャツに向いている?

一長一短ある2種類のデータ形式ですが、基本的にラスタ形式での作成をおすすめします。前述している通りラスタ形式は解像度や画像サイズに気を付ける必要があるものの、スマートフォンの写真・画像をもとに作成できる手軽さがあります。

いくら画像の質にこだわってベクタにしても、デザインとして再現できなければ元もこうもありません。オーダーするショップの解像度とサイズの規定に沿うようなラスタ形式の画像を用意して、満足のいくオリジナルTシャツを作ってもらいましょう。

透過処理とは?

オリジナルTシャツ制作において忘れてはならないのが透過処理です。透過処理とは、デザインの一部を透明にして、下地のTシャツの色にする特殊な処理を指します。

この透過処理は、デザインの背景にある余計な枠を取り除く際などに用いられます。また、画像の色とTシャツの色が似ている場合にも、透過処理した方が綺麗にデザインを表現できるでしょう。

透過処理は写真の場合であれば撮影後に専用のソフトで処理、画像の場合は背景なしで作る方法と跡から処理を加える方法があります。近年では透過処理する無料のソフトやアプリもリリースされているようで、デザインに詳しくない場合でも手軽に透過処理できる環境になっています。

ポイントとして「.png」形式の画像だと、透過処理がしやすいため手間が省けておすすめです。オリジナルTシャツショップの中には透過処理サービスを無料でしてくれるところもあるので、透過処理する時間がない方などはプロの手を借りるのも良いでしょう。

画像使用で気になる著作権と肖像権について

オリジナルTシャツで画像を使う際に気を付けたいのは、画像や写真による著作権と肖像権の侵害についてです。企業や団体、個人が知的財産権を有しているキャラクターやロゴマークの画像や、モデルなど著名人の映った写真などを許可なくデザインに使用してしまうと、知的財産権の侵害にあたるので注意してください。

知的財産権の代表的なものとして、著作権と肖像権があります。基本的に著作権は文章・音楽・映画などの創作物、肖像権は画像や写真のデザイン内に映り込んでいる人を保護する対象としています。

オリジナルTシャツ作成における著作権・肖像権の取り扱い

多くのオリジナルTシャツ制作ショップでは、ユーザーからオーダーされたデザインをTシャツにプリントする前に、そのデザインが知的財産権を侵害しているのか審査しています。大手ショップであればあるほど審査が厳しい傾向があり、審査途中で知的財産権の侵害に抵触していると判明すれば制作断念の連絡がくるでしょう。

制作断念にならないためにも、画像を使用する際は権利者に許可を得るようにしてください。どうしても無断で画像を使用したTシャツが作りたい場合は、デザインからプリントまで完全に自分で作り、しかも家庭内のみの非常に限られた空間で着用するように配慮しましょう。

タカハマライフアートの画像使用審査基準などはこちらからチェック

タカハマライフアートでは画像について気軽な相談ができる

当サイト・タカハマライフアートは、これまでたくさんのオリジナルTシャツ作成の経験があります。もちろん、一人ひとりの「オリジナルTシャツ作成時の画像使用」についての疑問などにも向き合ってきました。

少しでもオリジナルTシャツ作成における画像使用について不安がある場合は、タカハマライフアートのプロの職人たちに相談ください。ここでタカハマライフアートで利用できるデザイン方法・オーダー方法などについてちょっぴり紹介します。

デザインシミュレーター

タカハマライフアートではオリジナルTシャツ作成を気軽なものにするために、高機能な「デザインシミュレーター」と呼ばれるものを常設しています。デザインシミュレーターはWeb上で気軽にデザイン案を作れる仕様になっており、デザイン未経験者でも無料&手軽にデザイン案を考えられます。

豊富な文字フォント・スタンプ・テンプレートなどもあるため、デザイン案があまり練られていない場合でもスムーズに完成まで進められるでしょう。画像を使用する場合でも、シミュレーター上にデータをアップロードして、予想完成イメージをつけられますよ。

無料お見積りで気軽に相談

「デザインに使用する画像について相談したい!」「画像をプリントする場合にどれくらいの費用がかかるのか教えてほしい」など、オリジナルTシャツ作成でよくある相談については、相談フォームを活用ください。

無料お見積りフォームなどを活用すれば、オリジナルTシャツ作成のプロが丁寧に相談に乗りますよ。デザインしたい画像を再現するプリント方法や、画像の著作権などについて、少しでも迷っている場合はぜひ相談ください!

タカハマライフアートの相談フォームはこちらから

おしゃれな画像を使ってとっておきのオリジナルTシャツを作ろう!

オリジナルTシャツを制作するときは、画像をデザインとして使用することも多いでしょう。その際は解像度やサイズ、データ形式などを重視して、画像の作成・選定を進めるのがおすすめです。また、画像や写真を使用する際は、著作権・肖像権に配慮しながらオリジナルTシャツ制作を進めてくださいね。

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