オリジナルTシャツを作りたい時に、デザイン作成のプロが在籍するショップを探す方は多いです。
しかし、ショップやプロへオーダーする時に、Tシャツデザインの質などのほかで気になるのが値段相場。
そこで今回は、オリジナルTシャツ作成にかかる値段の相場を解説します。
記事後半ではいくつかのショップについて、値段相場にフォーカスを当てつつ特徴を比較しています。オリジナルTシャツ作成の具体的な相場感を知りたい人はしっかりとチェックしてくださいね。
オリジナルTシャツを作る時、最初に気になる「相場感」
学校行事やクラブ活動といったイベントだけではなく、プレゼントや普段のおしゃれ着としてもニーズがあるオリジナルTシャツ。インターネットで検索するとオリジナルTシャツのお店がたくさん出てきます。
「オリジナルTシャツを作りたい」と思った時、まず最初に気になることといえば、やはり料金でしょう。
ヤフー知恵袋などでは、「オリジナルTシャツは、いくらでつくれるんですか?」という適正値段に関する質問がたくさんあります。予算によっては、作る作らないの判断に関わってくる場合もあるので、「まずはどれくらいかかるのか知りたい」という方も多いでしょう。
そもそもオリジナルTシャツの値段はどう決まっているのでしょうか。
値段の内訳と相場感を詳しく紹介します。価格設定の仕組みを知れば、費用を抑えるポイントもわかり、賢く安くオリジナルTシャツを作れますよ。
お店選びのヒントにもなる!価格の内訳を知ろう
オリジナルTシャツのお店のサイトを見ていると、価格表示は激安100円プリントから、数千円するものまでお店によって幅があるので悩んでしまいます。
お店によって大きく差が出るのは、サイト上で表示している価格にどんな項目が含まれているのかによって生じるためです。
オリジナルTシャツを作るにはどのような費用がかかるのか、その内訳を知ることでお店を比較するときのヒントになります。見積もりを確認するときの参考にしてください。
Tシャツ本体の料金
まずは一番大きくオリジナルTシャツの値段に影響を与えるのが、素材となるTシャツ本体の料金です。Tシャツの料金は、薄い生地のTシャツであれば安く、厚手のしっかりしたTシャツになれば高くなるのが基本。
また、綿素材は安くポリエステル素材は高いなど、素材によっても変わってきます。着心地や透けにくさなど品質にこだわるのか、低価格であることを重視するかをよく考えることで予算も変わってくるでしょう。
生地が薄くて安い4.4オンスのTシャツは400円〜500円前後、標準的なヘビーウェイトTシャツ(5.6~6.2オンス)なら600円〜1,000円前後が相場のようです。
プリントの製版代
オリジナルTシャツをプリントする方法はいくつかあります。もっとも一般的が「版」を作るシルクスクリーンという方法。色数が増えたり、版が大きくなると値段も高くなります。版一つあたり8,000円~10,000円前後が平均的な数値です。安く抑えたい時は、デザインの色数や大きさを工夫しましょう。
一方、生地に直接プリントするインクジェットという方法であれば版を作りません。版代がかからないため価格も安く抑えることができます。
プリント代
プリント代とは、Tシャツにインクを刷り込む作業に対する料金です。プリント代はお店によって大きく変わるポイントです。自社工場でプリントするので格安でできるお店もありますし、外部の工場に委託している場合は割高になる傾向があります。
また、印刷物の大きさ・使用する色数・プリント方法・Tシャツの枚数などによって代金が変わります。
10枚1色なら300円~400円ぐらいが目安。プリント代は、素材となるTシャツ本体と合わせて「基本料金」として表示されるケースが多いです。
デザイン費
デザインからお店にお願いする場合には、デザイン作成費がかかる場合があります。こちらもお店によって価格に差が出るポイントでしょう。デザインは基本無料サービスというお店もありますし、自分で描いたデザインをデータにする際にはデザイン代無料など、お店のよってサービス内容に特徴があります。
袋詰め料金
出来上がったオリジナルTシャツを畳んで透明な袋に一枚一枚詰めてもらう場合、1枚あたり50円程度の費用がかかります。自分たちで袋詰めする場合は、そのまま納品してもらえば費用はかかりません。
送料
ネットでオーダーした場合、宅配便などで納品されるため送料がかかります。一定金額以上になれば送料無料になるお店もあるので、工夫すれば抑えられる費用でもあります。
クラスTシャツを作るなら相場はいくら?
実際にオリジナルTシャツの値段をいくつかのお店で比べてみましょう。一見複雑なオリジナルTシャツの料金計算ですが、オリジナルTシャツを作る際にどんなお金がかかるのかをしっかり理解していれば安心です。
今回は、一般的に使用されるクラスTシャツを以下の条件で作ることをイメージして料金を比較しました。
- 素材となるTシャツは一枚で着ても透けない暑さの6オンス前後/綿100%
- デザインはシンプルな白地にロゴ1カ所
- 枚数はクラスTシャツを作る際に一般的な30枚
- カラーは5色
クラTジャパン
WEBサイト上の価格表にて「シャツの商品代」「1カ所一色のプリント代金」「プリント用デザイン作成代金」「送料」など、重要なポイントが含まれた価格が表示されています。
条件として書いた通りのクラスTシャツを作る場合は、一枚あたりの料金は2600円(税抜き)。
素材となるTシャツは500円前後を含んだコミコミ価格が約1,200円で、一色ごとに350円追加される料金体系になっています。
こちらのお店は、個別包装代が無料サービスとなっているのでお得ですね。
プリントメディア
こちらもWEBサイトの価格表では、主に「無地ウエア代」「デザインデータ作成費」「1カ所一色のプリント代金」「送料」が含まれている価格で表示されています。
確認してみると、1枚あたりの料金は約2400円(税抜)。素材となるTシャツは440円なので、クラTと大きく変わりません。こちらのお店は、個別包装は1枚あたり50円かかります。
タカハマライフアート
基本料金はTシャツとプリント1カ所、一色のプリント料金を含んだ基本料金が約1,200円です。
5色プリントにすると、およそ2,700円(税抜)がこちらのお店のクラスTシャツの参考価格。もちろん、デザインデータ作成費も含まれた価格です。
全体的に品質にこだわったTシャツを素材として提供しているので、Tシャツの価格が600円前後になっています。
費用を抑えるにはどうしたらいい?賢く安く製作するコツ
できるだけ安くオリジナルTシャツを作りたいとき、どんな工夫ができるでしょうか。
やみくもにサイトに表示されている価格が安いお店を探すのではなく、ご紹介した料金の内訳をしっかり見て安くできる項目がないかを検討するのが大切です。また、お店の割引キャンペーンなどを上手に利用しましょう。
見積もりを見直して、安くできる項目を考える
一度お店に見積もりをもらって「想定より高いな」と感じたら、まずはしっかり料金の内訳を確認しましょう。
ほとんどの項目が予算によって安くできるので、お店に相談しながら見積もりを複数パターンを作ってもらうといいでしょう。
その際、費用を抑えるためのポイントがいくつかあります。ポイントをいくつか羅列しておくので、費用を抑えたい時はぜひ参考にしてください。
- 発注枚数を増やす
- プリント方法を変える
- デザインの色数やプリント箇所を減らす
- プリントのサイズを小さくする
- 素材となるTシャツを変える
見積りフォームなどを活用する
オリジナルアイテム制作ショップ・業者の一部には、見積りフォームなどを設置してユーザーの細かなニーズに対応できるようにしているところがあります。そういった見積りフォームは、お店と直接コミュニケーションを取れるため、費用面について相談がしやすいメリットがあります。
そもそも「想定より高いな」と思わないためにも、オーダー時から見積りフォーム経由でお店とコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。見積りフォームを活用して、費用だけでなくデザイン・納期・枚数など細かな部分を相談するのもおすすめですよ。
お店の割引キャンペーンを上手に利用する
お店によっては、学生割引や早割引、送料無料キャンペーンを実施している場合があります。上手に利用すれば、全体的なコストを抑えられるでしょう。同じ価格のTシャツでも、キャンペーンの有無でかなり価格が変わってきます。
安さだけで決めないで。相場より安く作る時の注意点
一番気になるのは「相場より安いか」ということかもしれませんが、安さを基準に決めるときの注意点もあります。
相場より安い場合、生地となるTシャツが薄かったり一度洗っただけで形崩れしてしまうものも。
学校行事などの目的でコストパフォーマンスを優先する場合は良いです。しかし、日常的に長く着たい場合は、安さだけではなく素材となるTシャツの品質もしっかり検討しましょう。
コスパの良い人気Tシャツ
最後に、当サイト・タカハマライフアート自慢のコスパの良いTシャツを紹介します。コスパの良いTシャツを下地にしてオリジナルTシャツを作れば、長く愛用できるものをゲットできておすすめです。
超特急ドライTシャツ
抜群の吸汗性と速乾性能が自慢、コスパ良しなドライクルーネックTシャツです。スポーツシーンなどのアクティブな場面で重宝しますよ。オーダーから最短で即日発送可能なアイテムでもあるので、急なプレゼントやイベント向けとしてもおすすめです。
ライトウェイトTシャツ
Tシャツとして機能性・費用どちらも優れているTシャツです。リーズナブルに作れるにもかかわらず、柔らかな肌触りと丈夫さを誇ります。首リブにダブルステッチを採用しているのも芸が細かく、細部にまでこだわりぬいた魅力の多いアイテムです。
ドライTシャツ(トレンドカラー)
ポリエステル素材を採用したドライ機能抜群の高機能・高コスパTシャツ。スポーツシーンで着用していても自慢の吸汗性・速乾性能で快適なままです。ライトイエロー・ターコイズ・オリーブといったトレンドカラーを揃えているので、リーズナブルに流行にマッチしたオリジナルTシャツを作りたい時にぜひ!
適正な料金で理想通りのオリジナルTシャツを作ろう
オリジナルTシャツを作る時、できるだけ安く作りたいと思うものですが、一方でお店によって料金設定方法が異なるので、適正価格がいくらなのか迷ってしまいますね。そんな時はまずは見積もりをとってみましょう。
素材となるTシャツを変えたり、デザインに使う色数を調整することで費用を抑えることもできます。お店がやっている割引キャンペーンを上手に利用することもポイントの一つ。
値段も出来上がりも、理想通りのオリジナルTシャツを作るために、譲れないポイントやコスト優先させたい項目をしっかり整理しておくとよいでしょう。