オリジナルTシャツを自作する方法として人気が高い『アイロンプリント』。
自作したデザインやお気に入りの写真をアイロンで転写するだけ、という手軽さが良いですよね。
でもアイロンプリント用のプリントシートを使わなくても、家にあるモノで自作できる方法があるってことをご存じでしょうか?
実は、日焼け止めやラップを使ってオリジナルプリントTシャツを作れちゃうんです。
この記事では、ちょっとユニークな方法でTシャツにプリントする方法をご紹介します!
目次
ちょっと変わったアイロンプリント方法
日焼け止めで作るプリントTシャツ
用意する道具や場所
- 白いTシャツ(薄い色でも大丈夫ですが白がおすすめ)
- 日焼け止めクリーム
- Tシャツにしたいイラスト案
- アイロン
- 平らな場所(テーブルや床でもOK)
作り方

- 反転させたイラスト案をコピー用紙にフルカラー印刷する
- (1)のイラスト案の表面に、たっぷりの日焼け止めクリームをまんべんなく均一に塗る
- 表面に塗った日焼け止めが浸透し、裏面にインクが染み出るまで待つ
- 日焼け止めクリームを塗った表面を下にしてTシャツの上に置く
- イラスト案の上からアイロンをかける
- イラスト案を端からゆっくり剥がす
- もう一度、アイロンでじっくりプレス
作る時のポイント

- イラスト案は転写時に左右逆になるため、イラスト案は反転させてください
- 水に溶けるインクジェットインクはうまく転写できないため避けると◎
- アイロンをかける際、イラスト案の上にキッチンペーパーや布を敷くとズレにくくなります
- 転写したイラスト案は、しっかりと熱が冷めてから剥がしてください
出来上がりイメージ

色の発色や再現性は、プリントシートと比べるとやや薄くなってしまうようです。
キレイなプリントを楽しむというより、ビンテージ風な雰囲気を楽しみたい方に良いかもしれませんね。
詳しい作り方を知りたい方は、コチラもご覧になってみてくださいね。
食品用ラップで作るプリントTシャツ
用意する道具や場所
- Tシャツ
- 食品用ラップ
- ハサミ
- Tシャツにしたいイラスト案
- アイロン
- 平らな場所(テーブルや床でもOK)
作り方
- イラスト案をコピー用紙にフルカラー印刷する
- (1)のイラスト案をハサミで切り取る(インクが付いていない部分は除く)
- 切り取ったイラスト案に食品用ラップ2枚でキレイに挟む
- 余った部分のラップを切り取る
- イラスト案がある表面を上にして、Tシャツに置く
- イラスト案の上にクッキングペーパーを敷き、アイロンをかける
- クッキングペーパーをゆっくり剥がす
作る時のポイント
- イラスト案は反転させなくてOK
- 切り取ったイラスト案を挟むラップは、シワや空気が入らないように密封した状態にしてください
- アイロンで転写する際、1分くらいかけてゆっくり強くプレスすると◎
出来上がりイメージ
色の発色や再現性が高めですね。イラストや写真プリントにも向いていそうです。
アイロンで転写する時のコツ
『日焼け止め』と『食品用ラップ』は、アイロン転写をする家庭用のアイロン台はクッション性があることで、イラスト案の密着が弱くなってしまいます。
密着率を上げるなら、少し硬めの場所、例えばテーブルや床の上がおすすめです。
作業する場所を決めたら、段ボールや新聞紙(15ページ程度)を敷いた上に、白い紙や布を敷いて、Tシャツが汚れないように気を付けてくださいね。
転写する位置を決めたら、Tシャツにアイロンをかけてシワをとって転写の準備が完了です。シワがあるままだと、シワの形にプリントされるため要注意です。
転写前にアイロンを温めます。この時の温度は『強』にしておくと、転写に適した温度になりますよ。
番外編:Tシャツに直書きして作る方法
布絵の具で作るオリジナルTシャツ
用意する道具
- Tシャツ
- 布絵の具
- 筆
- パレット、筆を洗うバケツ(紙コップでも可)
作り方
- パレットに絵の具を出す
- 筆に絵の具をとり、Tシャツに直書きする
- 絵の具がしっかり乾くまで待つ
作る時のポイント
- 裏面に色が移らないように、少し厚みのある板(段ボールなど)を中敷きすると、染み込みを防げます
- 絵の具に対して10〜20%の水で溶くと色が混ざりやすくなります
- 絵を描くときにTシャツがズレないように、マスキングテープやガムテープでTシャツを固定すると、描きやすくなります
- 細部にこだわったイラストを描きたい場合は、鉛筆や油性ペン、チャコペンが下書きに適しています
- 布用メディウムを使用すると耐水性と定着力を強めてくれるので、洗濯をしても色落ちしにくくなりますよ
出来上がりイメージ
ない色も色同士を混ぜ合わせることで、自分好みの色を作ることができます。
頭の中で思い描いたイメージを再現しやすいのではないでしょうか。
そのままマットな感じで塗るのも良いですが、絵の具を多めの水で溶くと色が伸びやすくなり、Tシャツに色が滲むように広がり、繊細な表現を楽しめます。
製品によっては、綿・麻・ポリエステル・デニム生地まで、さまざまな生地に描けますよ。
お子さまの手のひらに絵の具を塗って、Tシャツにペタペタとスタンプして、お子さまの成長記録として、部屋に飾るのも可愛らしくておすすめです。
絵の具を使ったオリジナルTシャツの作り方を紹介した動画もありますので、興味のある方はご覧になってみてくださいね。
洗濯するとどうなるの?

『日焼け止め』は、ご覧の通り一度洗うと、ほとんど色が落ちてしまいます。
『食品用ラップ』も残念ながら耐水性がなく、色がほとんど落ちてしまうようです。
自作したプリントTシャツを洗濯する時は、色落ちのことも考慮して、他のお洋服と一緒に洗わないように気をつけてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は手作りTシャツの中でも少し変わった、プリントTシャツの作り方をご紹介しました。
『日焼け止め』や『食品用ラップ』で作ったプリントTシャツは、耐水性がないため、色落ちしやすく、残念ながら普段着用に向いてる…とは言えません。
キレイな仕上がりを楽しむというより、古い日焼け止めがご自宅に余っていたり、古いTシャツをリメイクしてみたい、イラストの転写の仕組みを知りたい…など、お子さまの自由研究におすすめです。
インクの耐水性や発色、再現性を重視し、クオリティの高さも気にする場合は、プリント会社にご相談くださいね。
タカハマライフアートでは、Tシャツ1枚からでも受け付けています。
細かいデザインを高クオリティで再現しつつもコスパが良い「インクジェットプリント」やプロ仕様のオリジナルTシャツが作成できる「シルクスクリーンプリント」などお好みに合わせて選んでいただけます!
出来上がりをシミュレーションして、そのまま発注できるので、ぜひお試しくださいね。