「Tシャツを繰り返し洗濯していたらいつの間にか縮んでた!」なんて経験は誰しもあるものです。ブランド物やイベント限定品、さらにはオリジナルTシャツといったお気に入りのTシャツが、洗濯によって縮んでしまったら残念かと思います。
そこで今回はTシャツの洗濯方法や縮みを防ぐためのポイント、おすすめのアイテムなどを紹介します。お気に入りのTシャツをできるだけ長く着たい人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
- 洗濯ネットを使って洗う
- Tシャツの首が伸びない方法
- プリントTシャツの注意点
- その他の注意点
- Tシャツの縮みとよじれを撲滅!
- 縮みやすいTシャツの素材とは?
- 縮まないようにTシャツを日々ケアしていこう
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洗濯ネットを使って洗う
そのまま洗濯機に放り込むと、終わったときには洗濯ものどうしが絡まって、Tシャツにダメージを与える原因になります。それを防いでくれるのが洗濯ネットです。Tシャツを縮ませないように、ぜひ洗濯ネットに入れる習慣を身につけましょう。
なお、脱水後に洗い終わったらすぐ取り出すのもポイントです。速やかに外に出し、軽くたたいておくと縮みをより防止できますよ。
Tシャツの首が伸びない方法
Tシャツの首部分を輪ゴムでしばって洗濯機にいれます。こうすることで首部分が伸びてだるだるのTシャツになるのを防げます。
首が伸びているTシャツを着ているとだらしない印象を持たれてしまいますし、できるだけ首は伸びないように気を付けましょう。是非この方法で愛用のTシャツを首だるだるTシャツから守ってあげてください。
プリントTシャツの注意点
プリントTシャツのプリント部分の劣化を防ぐため、Tシャツは裏返して洗うのが基本です。また、汗などの汚れは内側についているので、よりキレイにするという観点からも裏返して洗うのはおすすめです。
なお、面倒かもしれませんが、Tシャツは必ず裏返して洗ってください。干すときも直射日光を避け裏返しで干せば、日焼けや色褪せを防げます。
アイロンするときは、プリント部分に直接アイロンしてはいけません。プリントのインクは高温処理することにより定着しているので、アイロン部分が劣化する恐れがあります。アイロンがけするときは、中低温で当て布をしてくださいね。
その他の注意点
- 漂白剤を使用しない。柔軟材もなるべく使わないように。
- ドライクリーニングは色が落ちる可能性があるのでしない。
- 乾燥機は縮むので使わない。
- 30℃以下の水で洗う。
- 金具の付いている物と一緒に洗うと生地が傷みやすいので注意。
- 優しく洗濯機の“手洗いモード“で洗うか、実際に手洗いする。
このような注意点があります。これらを注意して洗濯をするよう、日々習慣づけましょう。細かいことですが日々のケアが、Tシャツを長持ちさせることに繋がりますよ。
Tシャツの縮みとよじれを撲滅!
Tシャツを洗濯するとなぜ縮んだり、よじれたりするのでしょうか。洗濯時にTシャツに何が起こっているのでしょうか?
まずは現象を理解し、縮みとよじれについて知りましょう。原因を理解した上で、大事なオリジナルTシャツを縮みとよじれから守ってあげましょう。
縮みの原因
Tシャツが縮む原因は、その糸(繊維)にあります。
綿製品の場合、その糸は綿から作られますが、天然繊維は一つ一つの繊維が短く、それらを紡いで、ねじって糸を長く強くしていきます。その過程で、繊維を引っ張ったり、ねじったりしているので、元に戻ろうとする力が働きます。水にぬれ水分を含むと顕著に現れるため、洗濯をすると縮みます。
しかし、一回洗濯して縮んだTシャツは2回目以降の洗濯ではほとんど縮みません。その状態で安定します。生地の段階で一度水洗いをしていたり、蒸気をあてたり、前処理がされているTシャツは縮みが少ないのが特徴です。
よじれの原因
Tシャツを洗濯すると、脇の縫い目が斜めにねじれます。この現象を「斜行」といいます。Tシャツの生地を構成する糸は、糸を作る過程で「撚り」をかけています。「撚り」とは、ねじることです。
ねじることで丈夫で切れにくい糸を作ります。例えば、ティッシュをそのまま引っ張るとすぐ切れてしまいますが、ねじると(「撚り」をかける)と強度が増し、切れにくくなります。この原理を使って丈夫な糸を作っているのです。
この糸の繊維が水分を含むと膨張し、この「撚り」と逆方向に戻ろうとする力が働いて編地がねじれます。綿や麻などの天然繊維は各繊維が短く、ねじりながら一本の糸を作っているのでねじれやすくなっています。
一方で、化学繊維はフィラメント糸といい、はじめから一本の長い糸として作るためねじる必要がありません。よじれ・ねじれに関しては天然繊維より心配する必要はないでしょう。
乾燥機使用はNG !!
衣類に関する乾燥機の使用は極力避けたほうがいいでしょう。特にTシャツは「ニット」という生地でできており、ニット製品は回転しながら乾燥すると編目が縮みます。
そのため、乾燥機にかけるとTシャツが縮んでサイズが小さくなってしまうのです。乾燥機ではなく陰干しにするのがTシャツを長持ちさせるコツですよ。
縮みやすいTシャツの素材とは?
最後に縮みやすいTシャツの素材などについて解説します。一体どのような素材が縮みにくいのかとともに、当サイト・タカハマライフアートで取り扱っているTシャツも紹介しています。Tシャツ選びにも役立つのでぜひ参考にしてくださいね。
ポリエステル・ウールは縮みにくい素材
数ある素材の中でもポリエステル・ウールは洗濯しても縮みにくいです。繊維自体がまっすぐなろうとする性質なため、洗濯して水分を含んだとしても乾燥する過程で元に戻ります。
縮みやシワなどを気にする場合は、ポリエステル・ウールをチョイスしておけば安全でしょう。なお、ウールは吸湿性の高さから元に戻ろうとしすぎて逆に縮んでしまうリスクもあるので、念のため洗濯タグなどをチェックしておくのがおすすめです。
ポリエステル素材の「ドライライトTシャツ」
ポリエステル100%のドライTシャツです。ポリエステルの強みを活かして縮みが少なく、長く愛用できるようになっています。スポーティーな風合いなので、アクティブシーンに特におすすめ。学校イベント・企業イベントのチームTシャツなどにも大活躍します。
画像では無地ですが、オーダー時にオリジナルデザインを入れてオリジナルTシャツにもできます。オリジナルTシャツは自分やチームだけのTシャツなので、既製品よりも愛着が湧くのでぜひおすすめです。
コットン・麻などは縮みやすい素材
ポリエステルなどに対してコットンや麻は縮みやすい素材になっています。もともと縮みのある繊維を使っているので仕方がありません。日々の洗濯や乾燥の際は十分にケアしていきましょう。
なお、コットン・麻のほかにも、レーヨン・シルクなども縮みやすいです。どれもTシャツによく採用される素材ですが、手入れが必要なので気を付けてくださいね。
縮まないようにTシャツを日々ケアしていこう
今回はTシャツの縮みなどについて紹介しました。Tシャツは普段の使い方によって着用できる期間が変わってきますので、日々の洗濯などに気を付けてくださいね。
タカハマライフアートではTシャツに関するお悩みや、オリジナルTシャツ制作についての相談を承っています。相談フォームやInstagramなどからお気軽に問い合わせくださいね。