【徹底解説】Tシャツ世界トップシェア「ギルダン」はなぜ愛されるのか - タカハマライフアート

「無地のTシャツなんて、どれも似たようなものじゃないの?」と思っていませんか。実は世界中で圧倒的支持を得ているTシャツブランドがあるのです。それが「ギルダン」。

カジュアルウェアの本場である北米において、ナンバー1の売り上げ規模を誇るTシャツブランドです。

ギルダンはプリントTシャツのボディとして無地TシャツをtoB向けに製造販売していますが、無地のままのTシャツをカジュアルファッションのアイテムとして取り入れることもできる品質の良さが魅力の一つ。

今回は、そんな世界中で愛されるギルダンの魅力を徹底解説していきたいと思います。


ギルダン基礎知識。歴史と世界シェア

ギルダンとは、どのようなブランドなのでしょうか?まずは、ギルダンの歴史と世界におけるシェアをご紹介します。

歴史

出典:HOTTO

「ギルダン」の製造販売を行っているのは、カナダに本拠地を置くGILDAN ACTIVEWEAR INC.という会社です。創業は1984年。スタートは2人の兄弟で始めた小さな家族経営の会社でした。

ところが、アパレルブランド各社がデザインをプリントするためのボディ用Tシャツとして評価が高まり、急速に市場を拡大。今やTシャツやスウェット商品において、北米ナンバー1の売上げ規模を誇るブランドに成長したのです。

世界シェア

ギルダンは北米を始め、ヨーロッパから中東、アジアなど世界中で愛されているアパレルブランド。なんと、アパレル関連商品トータルでは年間15億点の販売数です。なかでもTシャツは約半分を占める7億点を超える販売実績を誇っているほど。アメリカでのボディ用Tシャツの市場シェアは約70%にも達しているというので、その人気ぶりがうかがえるでしょう。

アメリカでは、世界的に有名なアーティストのコンサートTシャツやテーマパークのグッズ、スポーツチームのウェアやユニフォームなど、幅広いジャンルで採用されています。

ギルダンのサイズ展開は2パターン。アメリカンフィットとジャパンフィット

北米で人気のTシャツと聞くと、「日本人にはサイズが大きいのでは?」という心配がありますが、ギルダンなら心配無用。体の小さい日本人のことを考えたサイズを展開しているのです。

ギルダンのTシャツには、アメリカンフィット(American Fit)と、ジャパンフィット(Japan Fit)2つのサイズ展開があります。

ジャパンフィット

出典:MANIACS

ジャパンフィットは、肩幅が狭く全体的に細身の日本人を想定して作られたTシャツ。ジャパンフィットでは、3つのモデルが展開されています。   

プレミアムコットン(Premium Cotton)

プレミアムコットンは、5.3ozのリングスパン糸を使用したTシャツです。リングスパン糸とは、綿糸をロープのように撚って作られた糸のこと。細くてソフトな風合いの生地が出来上がるので、いわゆる「肌触りがいい」と言われる生地によく使われています。

柔らかい生地なので、ジャストフィットで着こなしたい時にオススメです。

ソフトスタイル(Softstyle)

ソフトフィットは、蒸し暑い日本の夏にもぴったりな、薄手で柔らかな生地でできたTシャツです。生地の厚さは4.5oz。こちらもリングスパン糸で作られており肌触りが気持ちいいので、インナーとしての着用にも適しているでしょう。

ハンマー(Hammer)

ギルダンの定番モデル。6.1ozとヘビーウェイトで、しっかりとした厚手の作りなので、元々のグローバル向け商品に最も近い印象です。

ヘビーウェイトではありますが、使用されている糸はコーマ糸という高級綿糸。毛羽立ちが少なくなるように丁寧に加工して作られた糸なので、ゴワゴワ感がなく柔らかな着心地が人気の理由の一つでしょう。一枚で存在感のあるTシャツを着こなしたい方にぴったりなTシャツです。

アメリカンフィット

アメリカンフィットは、アメリカ規格のベーシックシリーズ。ウルトラコットンというモデルが定番です。

ウルトラコットンの生地は6.0オンス。一枚で着ても透けないしっかりとした厚みが特徴。ジャパンフィットのハマーとほぼ同じ生地の厚さですが、こちらはオープンエンド糸という糸を使用しているところに違います。

オープンエンド糸は繊維の中に空気が多く含まれる構造になっており、ボリュームのある質感と、独特のゴワっとした着心地の生地に仕上がることが特徴。アメリカンカジュアルな、ハードな質感が好みの方はこちらがオススメです。

サイズ表比較

柔らかな素材のTシャツをジャストフィットで着たいときはジャパンフィット、少しハードな質感を出したいときはアメリカンフィット、と好みのスタイルで選べるのがギルダンの嬉しいポイントですね。それぞれのサイズの差はどれくらいあるのか、Mサイズの半袖Tシャツで比較してみましょう。

ジャパンフィットの、プレミアムコットン/ソフトスタイル/ハンマーは全て同サイズ。

ジャパンフィットMサイズ

アメリカンフィットMサイズ

身丈

70cm

74cm

身幅

50cm

51cm

ゆき幅

43cm

45cm


小柄な日本人用に、身丈やゆき幅が短めに作られていることが分かりますね。

常にアップデートし続けるギルダンのTシャツ。知っておきたいこだわり。

ギルダンが世界中で愛される理由は、生地やサイズへのこだわりだけではありません。細かいスペックを随所で改良し続けていることも、人気を保ち続けている理由のひとつでしょう。知ればギルダンがもっと好きになる、ギルダンTシャツのこだわりをご紹介します。

着る人の安心を追及した安全基準

ギルダンは、素材となる生地に人体への有害な物質が含まれていないことを保証するエコテックス100認定ブランドです。

洋服は、一本の糸から製品として完成するまで、様々な過程を経て加工されていくもの。製造過程の合理性を追求していく中で、有害な物質が含まれてしまう可能性もあるでしょう。エコテック100350を超える有害物質を対象に厳しい審査を行い、世界最高水準の安全性が確保できた繊維素材にだけ認定される安全の証。

その認定を得たギルダンの商品は、肌が敏感なお子さんにも安心してきてもらうことができるTシャツなのです。

不快感を大胆に取り除く「ティアウェイタグ」

洋服を着た時に少し気になるのがタグですよね。特にTシャツを着たとき感じる、うなじのチクチクは不快なもの。ギルダンはこの厄介な襟についているタグを手で簡単に取り外しできるように仕様をアップーデートしました。

ブランド名を商品から取り外すというのはメーカーとしては大胆な仕様ですが、着る人の快適さを最優先で考える企業ポリシーが感じられますね。

ギルダンのTシャツはオリジナルプリントにもオススメ!

無地のままでも十分おしゃれを楽しめるギルダンのTシャツですが、自分だけのデザインをプリントしたオリジナルTシャツの素材としてもオススメのTシャツ。

その理由は、豊富なカラー数とサイズ展開!しかも高品質なのに低価格、という優れたコストパフォーマンスを発揮していることにあります。

それぞれのTシャツのカラー数、サイズ展開、参考価格をご紹介します。同じデザインで色違いのTシャツを何枚か作るのも楽しそうですね。

最後に、その最高なオススメのTシャツをいくつか紹介します。

カラー数

サイズ展開

参考価格(税抜)

ジャパンフィット

プレミアムコットン

25色

7サイズ

710円〜

ジャパンフィット

ソフトスタイル

18色

6サイズ

440円〜

ジャパンフィット

ハンマー

10色

6サイズ

860円〜

アメリカンフィット

47色

10サイズ

850円〜


参考価格はタカハマライフアートの取扱価格参考

【コーデにアクセントをプラス!】ギルタンプレミアムコットンリンガーTシャツ

これまでのアメリカンライクな手触りとサイズ感をキープしつつ、日本人でも着こなせるようにアレンジしたリンガーTシャツ。滑らかで気持ちいい風合いが魅力です。

また、リンガーTなので、シンプルになりすぎなTシャツコーデにアクセントをプラスできるのもオススメポイント。自分のデザインも施して、最高にオシャレなTシャツにしてみてください。

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【厚手のTシャツの大定番】HammerTシャツ

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ギルダンのTシャツは無地でもプリント用ボディとしても超優秀

北米Tシャツ市場において、ナンバーワンのシェアを誇る「ギルダン 」。体の大きいアメリカ人向けのサイズだけではなく、細身の日本人に向けたサイズ展開をしているところが嬉しい特徴。Tシャツの本場アメリカのカジュアルファッションを、ぴったりのサイズ感で楽しむことができます。

Tシャツによって使う糸を変え、肌触りや質感にもこだわっている高品質なTシャツなのに低価格なところもギルダンTシャツの魅力。カラーやサイズ展開も豊富なので、自分にぴったりの一枚がきっと見つかるでしょう。

無地のまま着こなすのもOK。ボディTシャツとして、オリジナルのデザインをプリントするのもよし。マルチに活躍するギルダンのTシャツは、何枚でも持っていたくなる超優秀アイテムです。

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