Tシャツを着た時や誰かに譲る時に、着丈・身幅などが合わないことで裾上げが必要になることがあると思います。Tシャツの裾上げは特別なテクニックを必要としない裁縫方法なのですが、経験がないとどうすれば裾上げできるのか戸惑ってしまうものです。

そこで今回は、裾上げ・丈詰めをする時のポイントや方法を紹介します。


【裾上げする前にチェック】Tシャツ選びのチェックポイント

まずはTシャツ選びのチェックポイントを確認していきます。できるだけ裾上げ・丈詰めしなくても済むように、Tシャツを選ぶ際のサイズ感などについて把握しておくと便利ですよ。

Tシャツを裾上げ・丈詰めする時のポイント

Tシャツは洋服の中でも裾上げ・丈詰めをしやすい部類ですが、実際に裾上げ・丈詰めする際に気を付けておきたい独特なクセもあります。Tシャツはそもそもニット製品(編み物)で、糸で作られたループを連続させて仕上げる布です。種類にもよりますが、おおむね優れた伸縮性やシワのなりにくさなどが魅力になります。

そうした特徴のあるニット製品のTシャツは、一度切り込みが入ってしまうとその場所から簡単にほどけてしまいます。また、縫っている最中に引っ張られ、伸びてしまうリスクもあるのです。

Tシャツは裾上げ・丈詰めのできるアイテムなのですが、ほどけやすいことや伸びやすいことに注意しつつ進めていってくださいね。

Tシャツのサイズ選びのチェックポイント

Tシャツのサイズ選びで覚えておきたいのは「着丈(きたけ)」「身幅(みはば)」「袖丈(そでたけ)」です。購入する際に着丈などをしっかりと把握しておけば、わざわざ袖上げする必要性もなくなります。

また、もし裾上げが必要になった際にも着丈などの測り方を理解しておくと、ミスのない正しい裾上げが可能です。余計な手間やミスを増やさないためにも、着丈・身幅・袖丈についてしっかりと理解していきましょう。

1.着丈

着丈とは、一般的に洋服の後ろの首の付け根(バックネックポイント)から、裾までの長さのことを指します。Tシャツの着丈に関しては、リブの下から裾までの長さを着丈とする場合が多いです。

サイズ選びのみならず、裾上げ・丈詰めする際に参考とする指標なので、試着ができないネット通販などの場合は絶対にチェックしておきましょう。

2.身幅

身幅とは、左袖の付け根から右袖の付け根までの長さを指します。着丈と同様で、全体のシルエットに関係してくる指標です。ビジネス・プライベートなど着用シーンに合わせて、どんなシルエットのTシャツを着たいのか判断する際にチェックしてください。

3.袖丈

袖丈とは、腕部分の縦の直線距離のことで、具体的には肩の付け根にある袖の一番上から、手首が出る部分までの長さです。所謂「袖山」から「袖口」までの長さが袖丈になります。

着丈・身幅と同じで、Tシャツの印象を左右する大切な指標なので、購入する際にできるだけ確認しておきましょう。

Tシャツの裾上げ・丈詰め方法は4つ

つづいてTシャツの裾上げ・丈詰め方法を簡単に紹介します。裾上げ方法は大きく分けて4つあるので、実際に裾上げ・丈詰めする際は自分にとって最適な方法を選んでいきましょう。

手縫いによる裾上げ・丈詰め

手縫いで裾上げする方法は、丈詰めする箇所の耐久性を高めたい場合におすすめです。Tシャツの作り方の特性上、縫い針の穴が目立ちやすいので、手縫いする際の針は可能な限り細いタイプを使用しましょう。

まずは、Tシャツを裾上げ・丈詰めしたい長さに合わせて折り曲げ、裾のラインが真っ直ぐになるようにアイロンで軽く折り目を付けて、待ち針で仮止めしてください。しつけ糸を使ってしつけ縫いしていき、まつり縫いなどで本縫いしていくのがおすすめです

Tシャツのもつ伸縮性を活かすために、手縫いとはいえきつく縫いすぎないようにしてくださいね。最後にしつけ縫いをほどいて完成です。

ミシンを使った裾上げ・丈詰め

ミシンで裾上げする方法は、素早さとクオリティーを求める際におすすめです。待ち針・ニット用のミシン糸、そしてアイロン・ミシンを用意して作業を開始しましょう。なお、ミシン糸は違和感の出ないように、できるだけTシャツと同じ色を選んでください。

ミシンを使う場合はアイロンで折り目を付けて、待ち針で仮止めしてください。その後、ミシンで縫っていけば完成です。縫い方は直線縫いなど好みで選んでください。

比較的簡単にできるミシンでの裾上げですが、ニット用のミシン糸を使うのがポイント。ミシン糸を使うことで、Tシャツの伸縮性・柔らかさを保ったまま仕上げられますよ。

裾上げテープを使って裾上げ・丈詰め

Tシャツを裾上げする際のもっとも簡単な方法が、裾上げテープを使うことです。裾上げを便利に簡単に済ませられる発明された裾上げテープと、いつものアイロンを用意するだけで裾上げができます。手縫いやミシンによる裁縫工程が一切ないので、Tシャツを裾上げする人にもおすすめです。

裾上げテープは簡易的なタイプであれば100円ショップで購入できます。耐久性や機能性を考慮する場合は、手芸店・生活用品店・アパレル関連のお店などで探してみてください。また、裾上げテープは色々なカラーを展開しているので、違和感のない仕上がりにしたい場合はTシャツと同じ色のテープをチョイスしましょう。

裾上げテープ(片面タイプ)の使用方法

裾上げテープ(片面タイプ)を使う場合は、まずTシャツの裾を短くしたい分だけ折り曲げてください。折り込んだラインが完成した時の長さになるので、着用もしつつよくチェックしましょう。つぎに折り目にアイロンを当てます。やさしく押し当てるのがコツです。

そして、裾の長さに合わせてテープをカットして、アイロンを使ってテープを貼り付けていきます。折り曲げた裾の上にテープをセットし、同じようにアイロンを当てていきましょう。Tシャツが冷めたら完成です。

裾上げ・丈詰めサービスする業者にオーダーする

「大切なTシャツだから裾上げで失敗したくない」「できるだけ自然な形で丈詰めしたい」などクオリティーを重視したい場合は、裾上げ衣類のプロへオーダーするのがおすすめです。プロに任せることで、手縫い・ミシン縫い・裾上げテープよりも失敗リスクが低く、クオリティーも担保されています。

デパートやショッピングモールなどにある洋服のリフォーム店に、裾上げしたTシャツを持ち込んでオーダーしてみてくださいね。裾上げ料金は2,000円程度が相場とされています。複数のお店の値段を比べたり、自分の裾上げとプロへのオーダーどちらが良いのか比較したりするのが大切です。

値段のほかにも、持ち込み・宅配・ネットなどの受付方法や、依頼から納期までの所用期間なども違ってきます。値段・サービス・実績など、様々な観点から総合的に判断してショップへ依頼しましょう。

正しい裾上げでTシャツをオシャレに仕上げよう

今回はTシャツの裾上げ方法やポイントについて紹介しました。裾上げは手縫い・ミシン縫い・テープによる裾上げなどによって、比較的シンプルに裾上げできます。

また、裾上げするのに自信がない場合は、リフォーム店などの裾上げのプロに任せるのもおすすめですよ。上手に裾上げ・丈詰めして、お気に入りのTシャツをオシャレに着こなしてくださいね。