目次
- ネーム刺繍で作るオリジナルTシャツには魅力がいっぱい!
- 刺繍加工について詳しく知ろう
- 縫い方によって表現が変わる!刺繍加工の種類
- 刺繍プリントのメリット・デメリット
- ネーム刺繍でオリジナルTシャツを作るならこんなシーンがオススメ
- ネーム刺繍のオリジナルTシャツを作るときの注意点
- ネーム刺繍のメリットを生かしたオリジナルTシャツを作ろう!
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ネーム刺繍で作るオリジナルTシャツには魅力がいっぱい!
胸元や袖口にワンポイントで入っているネーム刺繍。
シンプルなのにオシャレな印象を与えることができる加工方法ですが、一方で「刺繍加工は高い」「再現できるデザインが限定的」というようなイメージもあるかもしれません。
版を作って大量にプリントできるインクプリントに比べると制作料金は少し高くはなりますが、その分ネーム刺繍にはインクプリントにはないメリットがたくさんあります。
今回はそんな魅力にあふれるネーム刺繍について詳しくご紹介していきます。
刺繍加工について詳しく知ろう
まずは刺繍加工という方法について詳しくみていきましょう。
刺繍加工のやり方
刺繍とは、インクではなく糸を使ってデザインを生地に再現していく方法です。
表現したいデザイン案をもとに専用ソフトで型を作成します。型とは、刺繍機に刺繍をできるように指示するデータのこと。型は1針1針の縫い方や角度・密度まで細かく決めていきます。このデータに基づき専用の刺繍機で生地に直接刺繍をしていく非常に緻密な手法なのです。
刺繍加工は、大きく「ネーム刺繍」と「デザイン・ロゴ刺繍」に分かれます。
ネーム刺繍
個人の名前や会社名を刺繍で入れるデザインです。日本語でフルネームを入れるほか、イニシャルやローマ字表記など和文・英文の両方で表現することが可能。シンプルながら存在感を出すことができます。お店が使用している複数のフォントから、希望のものを選ぶことができます。
デザイン・ロゴ刺繍
刺繍加工は、文字だけではなく自分でデザインしたロゴやイラストを再現することもできます。複数の刺繍糸を組み合わせてカラフルな加工をすることも可能。大きなサイズのデザインには向きませんが、チームや学校のロゴを胸や袖口にワンポイントで刺繍を入れることで、一気に高級感が出ますね。
縫い方によって表現が変わる!刺繍加工の種類
生地に糸を縫い付けていく刺繍加工ですが、実は縫い方は一種類ではありません。デザインにピッタリな表現ができるように、いくつかの縫い方を使い分けたり、組み合わせたりしています。
サテン縫い
もっとも基本的な縫い方です。デザインの端と端を縫う方法で、加工箇所全体に光沢感を出すことができます。
タタミ縫い
畳の目のように細かく縫う方法で、耐久性の高い縫い方になります。刺繍を重ねる場合に土台部分で使用されることが多い方法でもあります。
ステッチ縫い
点線で表現する方法で、デザインのラインが細い場合や、1mm以下の小さなマーク・文字を表現するときに使われます。
3D加工
立体感を強調する方法です。ウレタンのクッション材を挟み、その上からサテン縫いをします。
刺繍プリントのメリット・デメリット
刺繍プリントには、インクを使ったプリントにはない独自のメリットがあります。一方で緻密な方法だからこそのデメリットも。刺繍プリントの魅力とオリジナルTシャツを作るときの注意点をご紹介します。
耐久性が強い
プリント加工はインクを使って生地に着色していく方法なので、洗濯を繰り返すことによるプリント部分の劣化はどうしても避けられません。長年愛用していると、プリント部分がひび割れたり剥がれたりしています。
一方で、刺繍加工はしっかりと糸を生地に縫い付けていくので耐久性はバツグン。正しい取り扱い方法をしている限り、よほどのことがなければ糸がほつれてくることがないので安心です。
高級感を出すことができる
インクでTシャツにプリントしたデザインは平面的ですが、刺繍は立体的な仕上がりになります。この独特な風合いが、Tシャツというカジュアルな服装に高級感をプラスしてくれるのです。ワイシャツやハンカチでも、名前やイニシャルがさりげなく刺繍されているとそれだけで高級感ができますよね。
生地の素材や色に影響されない
刺繍加工は、分厚い革製品のような特殊なケースを除き基本的にどんな素材にもプリントすることができます。インクプリントですとポリエステル素材と相性が悪いケースもありますが、刺繍であればそんな心配はいりません。また、糸を縫い付ける方法なので生地の色にデザインが影響を受けることがないのもメリットの一つです。
ネーム刺繍でオリジナルTシャツを作るならこんなシーンがオススメ
刺繍プリントには「ネーム刺繍」「デザイン・ロゴ刺繍」がありますが、今回はネーム刺繍が特にオススメなシーンをご紹介します。
スポーツのユニフォームなど
スポーツのユニフォームのように個々人の名前をTシャツに入れる場合には、お洗濯にも強いネーム刺繍がオススメです。刺繍は耐久性もあるので、何度も洗濯をするユニフォームにピッタリです。
ワンポイントでも高級感を出したい時
無地のタオルやハンカチのように、シンプルな素材にワンポイントでオリジナル要素を入れたい時もネーム刺繍が活躍します。大きなデザインをプリントしたTシャツやグッズだと普段使いしにくいというときでも、刺繍加工で入れたワンポイントであれば、シンプルなのに高級感を出すことができ、気軽に使用できるシーンも増えるでしょう。
長期間、品質を保持したい記念品づくり
卒園・卒園記念や特別な記念日の贈り物のように、長い年月が経ってもデザインが劣化してほしくない記念品づくりにもネーム刺繍がオススメ。作ったときの品質が変わらないのは、耐久性に自信がある刺繍加工ならでは。想い出がいつまでも色あせることはありません。
ネーム刺繍のオリジナルTシャツを作るときの注意点
魅力的なメリットが多い刺繍加工ですが、一方でオリジナルTシャツをお店に発注して作る際には少し注意したい点もあるので参考にしてみてください。
納期をしっかり確認する
プリント方法によって納期は変わってきますが、刺繍プリントで注文した場合はシルクスクリーンやインクジェットといったインクを使う方法よりも完成まで時間がかかる場合が多いです。注文する前にお店にしっかりと納期を確認してくださいね。また余裕を持った制作スケジュールを立てるようにしましょう。
細かいデザインは避ける
刺繍加工は使用できる糸の色数が決まっているので、繊細なカラーの表現はインクを使ったプリントにくらべると制限されます。例えば写真プリントや、グラデーションには不向きでしょう。糸を生地に縫い付けていくので細かいデザインや文字も苦手です。
また、プリントを発注するお店によって使用できるフォントが決まっているので事前に確認をしておくと良いでしょう。
使用できる糸の色数がお店によって異なる
刺繍加工の表現力は使用できる糸の色の数によって変わってきますが、この糸の色数がお店によって異なっています。また、「3色までなら同料金で使えるが4色目からは追加料金」「1色ごとに料金加算」など料金体系もお店によってまちまちなので注意が必要です。いくつかのお店から見積もりを取り寄せてみることをオススメします。
ネーム刺繍のメリットを生かしたオリジナルTシャツを作ろう!
耐久性に優れたネーム刺繍は、オリジナルデザインのスポーツユニフォームを作るときにピッタリの加工方法です。高級感も出るので、シンプルなデザインでもしっかり印象に残るオリジナリティを出すこともできます。
インクを使ったプリント方法とは違い繊細なデザインを再現することは苦手ですが、立体感など独特の風合いを出すことができるのが刺繍加工の魅力の一つ。
納期や料金体系などお店に発注する際の確認ポイントをしっかり抑えて、ネーム刺繍入りの素敵なオリジナルTシャツを作ってみてはいかがでしょうか?