イラスト初心者でもできる！Tシャツ用のイラストを上手に描くコツ

 

自分で描いたイラストは、世界で1つだけ。

そんなイラストでデザインされたオリジナリティあふれるTシャツは、自分用としてはもちろん、プレゼントとしても喜ばれます。部活やサークル用としておそろいのオリジナルTシャツを作れば結束力も強まります。

イラストを上手く描けるか自信がない人もいるかもしれませんが、コツさえ覚えれば初心者の方でもTシャツ用のイラストは描けるので、本記事のTシャツ用のイラストを描く簡単なコツを参考にしてみてください。

手描きのイラストでオリジナルTシャツを作る方法は2つあります。Tシャツを作る目的にあった方法を選んで、よりクオリティーの高いTシャツを作ってみてくださいね。

Tシャツに直接描く

布専用のペンやクレヨンを使って直接イラストを描く方法です。道具さえそろえれば誰でもすぐに作れることがメリット。親子で一緒にイラストを描くなど、Tシャツ作りの過程も楽しめるでしょう。デメリットは、失敗してしまう可能性があることや、たくさんの枚数が必要な場合に制作時間がかかることでしょう。

プリント専門店にデータ入稿する

Tシャツプリントの専門店に依頼すれば、紙に描いたイラストをそのままデジタルデータにしてTシャツにプリントできます。方法は簡単で、手描きイラストを写真に撮るか、プリンタでスキャンしてデータを送るだけ。Tシャツに直接描いた場合より手作り感は薄れますが、たくさんの枚数が必要な場合はオススメです。

「そもそもイラストってどうやって描き始めればいいのだろう」と二の足を踏んでいませんか。ここでは、納得のいくイラストを完成させるまでの基本の手順をご紹介します。

下書きを繰り返す

まずは頭の中で考えすぎず、とにかく紙にイメージを描き出してみましょう。納得のいくイラストが描けるまで、修正や調整を繰り返していきます。最初は細部まで描きこむ必要はないので、まずはざっくりとした構図から描き始め、徐々に細かい部分を考えていくやり方がオススメです。

別の紙に清書する

イメージ通りの下書きが完成したら、別の紙に清書しましょう。清書をするときはなるべく同じ線を何度もなぞらないことがポイントです。

配色を決める

清書ができたら、配色を決めていきます。このとき、清書した紙を何枚かコピーしておきましょう。配色に悩んだときに、何パターンか実際に色を塗ってみて比較すると最もイメージに近い配色を選びやすいからです。配色を決めるときに、素材となるTシャツの色を何にするかも合わせて決めておきましょう。

Tシャツにデザインとして用いられるイラストは、アウターやボトムスと合わせやすいようにシンプルなものも多いですね。だからこそ、Tシャツ用のイラストには難しいテクニックは不要です。美術的センスに自信がなくても大丈夫。コツをおさえればおしゃれなTシャツ用のイラストを描けますよ。

①イラストに使う色は3色まで

個性的なイラストにしたいと思うとついいろんな色を使いたくなりますが、イラストに使う色は3色程度におさえることがポイントです。少ない色でまとめた方がイラスト全体に統一感が出て、デザインとしてもまとめやすくなるでしょう。

色の組み合わせを考えるのが難しい場合は、まずは同系統の色を組み合わせてみるとまとまりやすくなります。

②太線を意識して、思い切って描く

イラスト初心者ほど、思い切って太い線で描くことが成功のコツ。細い線で細かく描いてしまうと線の強弱など、繊細な表現力が必要になってきます。太線であれば細部の描き込みする必要もなく、線の多少の歪みは目立ちません。太い線の方が遠目から見た時でも存在感のあるイラストになるでしょう。

③シンプルなモチーフを組み合わせる

イラスト初心者には、シンプルなモチーフがオススメ。例えば丸や三角、星型の組み合わせで描けるものであれば失敗は少ないでしょう。シンプルな形で、線の太さや配色を工夫することでオシャレ演出できますよ。

④アルファベットを効果的に使う

イラストにアルファベットを組み合わせればロゴのようになり、おしゃれさもアップします。アルファベットを使用する際には、筆記体や丸みを帯びた太字、さらには影をつけるなど書体を工夫すると良いでしょう。

インターネットで検索すると無料で使えるアルファベットの素材が見つかるので、イメージを膨らませるために参考にするのもよいかもしれません。

Tシャツ用のイラストは、イラストそのものも大切ですがサイズやTシャツ上での配置によっても印象が大きく変わります。いくつかのパターンをご紹介しますので、完成したTシャツをイメージしてからイラストを描くようにしましょう。

センターに大きく

Tシャツ前面のセンターに、大きくイラストが描いてあればインパクト大。オリジナルのデザインをアピールしたい場合に良いでしょう。イラストが大きくなれば細かい線にも目がいきやすくなので、ご紹介した「イラストを上手く描くためのコツ②」をぜひ意識してみてくださいね。

胸にワンポイント

ロゴやシンボルマークのようにシンプルなイラストであれば、胸にワンポイントで配置するのがオススメ。例えば白地にシンプルなロゴマークを大きく配置してしまうと少し寂しい印象になる可能性がありますが、ワンポイントにすることですっきりした印象に。胸ではなく、裾や袖などにワンポイントでもおしゃれですし、肩と裾に2箇所という配置もユニークですね。

複数のイラストをライン上に配置

いくつかのイラストを並べるように配置するデザインも個性が際立ちます。一列にするか、二列にするかで印象が大きく変わるでしょう。斜めに並べて配置するのも面白いデザインになります。この時、同じデザインのイラストを繰り返して配置した方が統一感が出ます。

どうしても自分でイラストを描くことに自信がない、という人は画像編集アプリを利用する方法もオススメ。スマホさえあれば誰でも簡単にオリジナルのロゴが作れてしまう便利なアプリがたくさんありますので、ぜひ試してみてください。

オススメアプリ１：圧倒的なデザインプレート数、Canva

デザインテンプレート6万点以上（一部有料あり）とフォント300種類から好きなものを選んで組み合わせるだけ。色やサイズ、文字の配置なども自由に選べるので、デザインプレートを使ったとしてもほぼオリジナルに近いデザインを作れます。日本語を使ったテンプレートが豊富なこともCanvaオススメポイントの1つです。

オススメアプリ２：初心者が使いやすい操作性なら、ロゴショップ

ロゴショップは日本語で操作手順がわかりやすいので、初めてロゴ制作アプリを使う人にオススメ。無料素材と有料素材がありますが、無料素材だけでも十分いろいろなデザインバリエーションを楽しむことができます。

イラストを自分でする際に人気なのが、AIツールやデザインシミュレーターの2つです。どちらかを活用すればデザイン初心者でも気軽に始められます。

AIツール

様々なシーンで活用されているAIツールは、オリジナルTシャツのデザインをする時にも応用できます。イラストや画像生成に特化したAIツール・サービスがいくつかリリースされていて、その中でも無料もしくは安価で試せるものもあるのです。

もし、AIを活用したデザインが描きたい人は、いくつかの人気AIツールにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

おすすめのAIツールはこちらから

デザインシミュレーター

デザインシミュレーターとは、いくつかのオリジナルTシャツサービスで設置されているツールです。Webやアプリ上から視覚的にデザイン案を作れるのが基本で、無料でオリジナルTシャツの完成図を具体化できます。

豊富なデザインテンプレートやフォント、キャラクター・ロゴなども充実しており、まさにオリジナルTシャツのデザイン作りに特化したツールです。当サイト・タカハマライフアートでもデザインシミュレーターを完備しています。割引サービスも展開中なので、気軽に無料でデザイン案を考えたい人はぜひお試しくださいね！

また、タカハマライフアートではデザインのプロに気楽に相談できるページも設けていますので、デザイン・納期・費用など色々と質問したい時はそちらも活用してみてください。一流の職人があなたのベストなオリジナルTシャツ作りをサポートしますよ。

こちらからデザインシミュレーターを活用してオリジナルTシャツ作成！

気軽な見積り依頼はこちらへ！

オリジナルTシャツを作る時に一つのポイントとして、デザインをTシャツに表現するためのプリント方法選びです。最後にプリント方法を紹介するので、デザインを膨らませる時に役立ててみてください。

シルクスクリーン

シルクスクリーンは大手アパレルブランドでも採用されているプリント方法で、コスパの良い方法として人気です。版を作って生地に直接インクを刷るため、製作枚数が多いほどお得になります。

耐久性が高いため、デザインの剝がれなどをできるだけ防ぎたい時におすすめです。良くも悪くもベターなデザイン性なので、オリジナルTシャツ初心者もお試しください。

DTF・インジェット

フルカラー表現に優れたDTFとインクジェットは、こだわりの一枚を作る時におすすめのプリント方法です。インクジェットは生地にインクを直接吹きかけるため、生地に馴染んだ自然な風合いを表現したい時におすすめ。

一方で、DTFは最新式のマシーンでデザインを表現します。デザインの再現性に関してはトップクラスです。さらには複数枚作成の場合でもリーズナブルに作れるので、クラスTシャツなどの際にコスパ良く作成できます。

刺繍

オリジナルTシャツのデザイン方法の中でも、一際個性的なのが刺繍です。立体的なデザイン表現が可能で、独特な風合いが自慢。高級感もあるためワンランク上のオリジナルTシャツ作りにおすすめです。

今回は、初めてTシャツ用のイラストに挑戦する方にむけて、基本的な手順やイラストを上手に描くコツをご紹介しました。

Tシャツ用のイラストは、イラストそのものを複雑に描き込む技術がなくても大丈夫。シンプルなモチーフを組み合わせたり、色や配置を工夫することでおしゃれなTシャツ用のイラストを描くことができます。ぜひ、挑戦してみてくださいね。