オリジナル作成は困ったことに専門用語がたくさん出てきます。 オンスとか、シルクとか、オックスフォードとか・・・そんな疑問を解決するために大辞典をご用意しましたので是非ご活用ください。 あ〜ら行ごとに専門用語を解説しています。 色の3原色には光の三原色(RGB)と色料の3原色(CMY)があります。 光の三原色であるRGBは、R(赤)・G(緑)・B(青)のかけ合わせで色を表現し、すべてが重なる部分は「白」になります。このRGBカラーは混ぜれば混ぜるほど色が明るくなり、白色に近づいていくことから「加法混色」と言われています。 テレビの液晶画面やパソコンのモニターで表現される色もこのRGBカラーです。 このRGBカラーは表現できる色が幅広く、 印刷プリントなどで色彩を表現する時に用いられるCMYカラーやCMYKカラーでは表現できない色も表現できます。 こういったことから、オリジナルプリント屋さんなどではオリジナルデザイン入稿の際にはCMYKカラーでの入稿をお願いしているところが多いのです。 ちなみに、CMYKカラーは混ぜるほどに色が暗く濁っていくので「減法混色」と言われています。 アコーディオンといえば、音楽の時間に触ったことがあるのではないでしょうか? そうです、アコーディオン・オルガンと呼ばれる、蛇腹楽器のことです。 ほかによく耳にするのは、アコーディオン・カーテンというものもありますね。 部屋を仕切るのにびよーんと伸ばして仕切ったり、仕切りが邪魔になればまた、びよーんと縮めてコンパクトに収まるという便利な建具(?)です。 そんな伸び縮みが便利な蛇腹仕様を衣類にも取り入れているものもありますね。 例えば、「つなぎ」と呼ばれる作業着の腰の部分です。 蛇腹状のプリーツを腰の部分に仕様することで身体をかがめた時など背中から腰にかけての部分がつっぱることなく、快適に伸び縮みできるわけです(^^)b プリント用語のなかでも、こちらはちょっと馴染みがある言葉ですね。 「インクジェット」プリントは製版の必要がなく、 Tシャツなどの生地に直接インクを吹き付けてプリントする方法です。 オリジナルプリントの中でも風合いがよく着心地がよいプリントです。 よく、プリント面がビニールのようなゴワゴワするプリントがありますが、 それがないのがこちらのプリント方法です。 こちらは製版の必要がないので費用的に 「シルクスクリーン」や「デジタルコピー転写」より 少ない枚数から気軽にオリジナルプリントを楽しめます。 色もフルカラーで表現でき、 しかも「カラーコピー転写」のような糊の跡も出ることがありません。 ただし、金・銀・蛍光色などの特殊な色は表現が難しいです。 また、濃色の生地へのプリントにははっきりとプリント色が出にくいです。 生地に直接インクを吹き付けるので 墨絵調のように霞む色合いとなり、風合いが柔らかくなります。 また、通気性がよく加工面が割れることなく綺麗に仕上がります。 逆に言うと、インクの厚みがないので、 「シルクスクリーン」のようなかっちりとした仕上がりにはなりません。 気軽に1枚から柔らかな仕上がりの フルカラープリントを楽しみたい方にはもってこいのプリント方法です。 裏起毛とは、裏毛編の裏のパイルを起毛させたものです。 太い糸を毛羽立たせ、起毛することで毛布のように柔らかく、暖かみのある手触りになります。 パーカーやスウェットの秋冬向けの裏地といえば、この「裏起毛」ですね。 最近ではトップスだけではなく、秋冬向けのタイツやレギンスなどにもよく使用されています。 この「裏起毛」と間違いやすいのが、よく聞く「裏毛」です。 こちらは「パイル」とも呼ばれます。なんとなく聞いたことありますよね。 この「裏毛」は3種類の糸で専用の器械で編んだものなのになります。 表側は、表糸で覆われた平編みのような見た目です。こちらも主にトレーナー・スウェットの裏地に使われます 使用する季節によって「裏起毛」タイプか「起毛」タイプかを選択するといいですね。 もし、秋冬向けのウェアとして、パーカーやスウェットなどにオリジナルプリントする際は、裏起毛のものを選択すれば寒い時期も心地よく過ごせそうです(^^) 製品を後から染める加工法のことを、オーバーダイ加工といいます。 ジーンズなどの元の色にさらにその上からほかの色で染めることを言います。オーバーダイ加工により、まるで古着のような色落ち感や一般的な染色では表現しにくい絶妙な色あいへと加工できます。 ウォッシュ加工やダメージ加工などとともに一般的に広がってきた技法です。 インディゴブルーのジーンズにストーンウォッシュやサンドブラスト加工をほどこしアタリをつけ、そこに茶系の色でオーバーダイ加工すると、アタリがついて白くなった部分が茶系に染まり、古着のような色落ち感が出てきます。 ジーンズ製品などによく使われる加工方法ですが、もちろんTシャツなどもオーバーダイ加工した製品もあります。元の色に更に色を重ねるように染色することで深みのある色合いへと加工できます。 最近、色を表す言葉も多彩になってきましたよね。最近、色を表す言葉も多彩になってきましたよね。食べ物の色やセメントなどテクスチャーの言葉を使っているのを見かけます。単純に○色というよりも、より色の濃淡や色合いをイメージしやすいからでしょうね。ですが、物自体に馴染みのないものが使われていると、想像しようもなく困ることもあります。 オートミール色というのは、その名の通り、オートミールのお粥の色を言っています。日本ではあまり馴染みのない食べ物なのではないでしょうか(^^;)これを想像するのは難しいです。 でも確かにオートミールという色を一言で説明しろと言われても、ニュアンスのある色なので難しいです。無理して言葉にすると、「オフホワイトにほんのりグレーがミックスされ、薄い黄色のようなピンクのような色も混ざり合 った色。」こんなかんじでしょうか。 ナチュラルな印象がある、柔らかさや優しさを感じる色でもあります。ベージュと似た印象がありますが、オートミール色の方がもっと複雑な色合いをしています。 オックスフォードとは、オックスフォードクロスを略したものです。 また、オックスフォードシャツはその生地を用いたシャツのことです。 こんな名前の大学もありますよね(^^)そうそう、イギリスの超有名大学です。 19世紀、紡績会社が有名大学の名前で売り出した生地の中の一つがこのオックスフォードだったそうです。 そして現在まで残ったのはオックスフォードだけのようです。 さて、このオックスフォードはどういう生地かというと たて糸・よこ糸を2本ずつ引きそろえて、平織りにした生地になります。斜子織りともいいます。 光沢があり、織目がはっきりしています。また、ソフトで通気性があり丈夫なので、暑い季節に適した布地として使われています。 更に、生地が滑らかで柔らかいから肌触りがよく、綺麗な光沢があります。 平織りなので耐久性があり、丈夫でシワにもなりにくいという素材で、ボタンダウンシャツによく用いられています。 まさに質実剛健といったかんじのシャツであり、生地ですね(^^) カジュアルだけれど上品さもかんじる、定番の一つとして持ち合わせていたいアイテムです。 多くの支持を得て、現代まで人気の高いシャツ、生地であることが納得できます。 また、ロイヤルオックスフォードやピンポイントオックスフォードは光沢が増し、 しなやかで上品な素材感がある生地でワンランク上の着こなしができる生地です。 ちなみに、 たて糸・よこ糸を2本ずつ引きそろえたうえ、たて糸に色糸、よこ糸に白糸を使用して織ったものをオックスフォードシャンブレーといいます。 Tシャツ生地の厚さ、重量感がどれぐらいなのか? そういうときにこのoz(オンス)という数値を見るのです。 でもこの oz 、日本ではあまり馴染みがありませんよねー。 オンスって、お酢の種類? みたいなかんじ…(^^;) このoz、重さを表す数値なのです。(お酢の種類ではありません!) 1oz = 28.35g Tシャツでのozというと、Tシャツの面積に対する生地の重さのこと。 その重さで厚みがどれぐらいか想像しやすいということです。(^^)b …ややこしい… 厚みなんだから〇mmとかで表示できないのですかね?? と思いませんか? それがね、一筋縄じゃいかんのですよっ! というのも、Tシャツは生地自体が多種多様なものがあるのです。 例えば…細い糸で編まれたコットン生地だと薄いのに重量があったり、 ふんわりとした編み方をしていれば重量の割に分厚く感じるものがあったりと、 編み方や糸の太さや素材により、厚みも重みも様々になるわけです。 というわけで、 どういう生地なのか?という判断材料の一つとして oz というのを見ていただければと思います。 ただ、一般的なTシャツでのozの表記は以下のように見ていただければ わかりやすいと思います。(^^) 3~4oz(オンス) 薄手生地。価格も非常に安くイベント用などが多い。 ただ、最近は一概にozの数値が低いから低品質ともいえません。 高品質(価格も高い)で着心地のよい薄い生地というのもあります。 5~7oz(オンス) ヘビーウェイトと呼ばれる肉厚生地。 6oz以上はTシャツではトップクラスのoz。 9~13oz(オンス) トレーナーやパーカーのスウェット生地にあたるoz。 もっとも肉厚なスウェットは13.2ozあります。 字で想像するも、想像出来ない言葉ですね、「解像度」って。(^^;) なんなんでしょうね。でもよく目や耳にしますよね。 どうやら、画質が高いか低いかの判断をするときに便利な尺度のようです。 「解像度」の値が高いほど自然に近い画質が得られる。 つまり、高解像度は高画質ということですね。 解像度は単位としてdpi(ディーピーアイ)が使われるので、 dpi の数値が高いほど高画質ということになります。 ちなみに、dpi とは、1インチあたりのドット数を表します。 オリジナルデザインでTシャツやグッズなど、何かを作成する時は プリント屋さんとのデータのやりとりの際、 解像度いくつ以上の画像を用意するなどの条件のとなる場合が多いです。 そういう点もお店にしっかり確認してデザインを準備すれば二度手間が省けますね(^^)b 「カッティング」というだけあって、 デザインをシートから切り出しTシャツなどにプリントするプリント方法です。 よくサッカーや野球などのスポーツチームのユニフォームなどで、 背番号や持ち主の名前などをプリントしてある、アレです。 プリント用語の中で一番想像がつきやすいプリント方法かもしれませんね。(^^) 一枚一枚違う名前や番号を入れてプリントしたい場合に最適なプリント方法です。 このプリント方法は「シルクスクリーン」や「デジタルコピー転写」と違い、 版を作る必要がない、「カラーコピー転写」や「インクジェット」とともに 費用的にも少数から作成しやすいプリント方法の一つです。 プリントの特徴としては デザインを切り出すので「デジタルコピー転写」や「カラーコピー転写」と違い プリント周りに「ふち」ができません。 プリント色については、着色されたシートを使用するので単色のみとなります。 残念ですがグラデーションも表現できません。 またシ―トの色が限られておりますので、ご希望の色がご用意できないこともあります。 隠れたおすすめとして、 シートの色の選択肢の中にはアニマル柄やラメ柄もあるので インパクトのあるプリントにおすすめです。 カツラギ、一体何のことでしょう? これは生地の種類のことで、漢字で書くと「葛城」と書きます。 実はどの方も馴染みのある、デニムとよく似た生地なんです。 デニムと違う点は糸が細い(デニムに比べて)という点で、デニムよりもやや薄い生地になります。 もう一つ、デニムは糸を先に染める先染めなのですが、カツラギは後染めです。 ですからデニムと色落ちの仕方も違ってきます。 着心地でいうと、糸が細く生地が薄く柔らかく仕上がるので、 好みもありますが、柔らかい着心地が好きな方はデニムよりカツラギが快適です(^^)b 主に作業着やエプロン、ズボンなどに使用されることが多いです。 鹿の子(カノコ)は、文字通り「シカの子」を表す場合もありますが、 よく聞く場面としては、和菓子屋さんだったり、洋服屋さんだったりするのではないでしょうか。 和菓子にしても、洋服にしても、「シカの模様」に由来しています。 和菓子は餡玉のまわりに小豆や栗をあしらったものなど、つぶつぶしたまだら模様のものを「鹿の子」と呼ぶようです。 洋服の方はというと、小鹿(コジカ)の皮模様に似た透かし模様や編み方のなされた生地をそう呼びます。 特性としては横方向への伸びが少なく、清涼感があり、スポーツウェアによく用いられます。ポロシャツなどに用いられることが多いですね(^^)b カラーコピー転写とはプリント方法の一つです。 「デジタルコピー転写」とどう違うのか いまいちピンとこない方が多いと思うので比べてみました。 カラーコピー転写 製版 : 無(費用的に一枚から気軽にしやすい) カラー表現 : 濃色のベース地には色が綺麗に表現出来ない(淡色なら綺麗) ふち : 有り・トリミング不可(まわりに透明な糊の跡が薄く入る) デジタルコピー転写 製版 : 有(大量製作に向く。作成枚数が多いほど一枚当たりが安くなる。) カラー表現 : どんなベース地の色でも綺麗に表現できる ふち : 有り・トリミング可(デザインとして表現できる) 洗濯での耐久性 カラーコピー転写 < デジタルコピー転写 カラーコピー転写は 淡色(白や淡い色)のベースに限り、 カラフルなプリントが気軽にできるプリント方法です。 作業的にはアイロンプリントと似ています。 特殊な専用シートにオリジナルデザイン(イラストや写真など)を データ変換してプリントし、それを熱圧着するプリント方法です。 ただし、市販されているアイロンプリント用のものとは違い、 業務用の特殊なシートとプリンターにより高品質な仕上がりとなります。 カレンダーって暦のこと??何かに1月とか2月とかのカレンダーの表をどうにかするの?? そんな連想にも結び付く、素人からすると摩訶不思議なコトバですよね(^^;) はい、暦のカレンダーのことは今は忘れましょう!全然関係ないので。 カレンダー加工とは、織物に艶を出すための加工のことをいいます。 忘れましょうと言われたものの、まだ「カレンダー」気になってますよね(^^) 実はここでいう「カレンダー」とは機械の名称のことなんです。 ローラーで圧を加えながら表面を整えつつ熱を加えることで織物に艶を出す機械のことを「カレンダー」といいます。 織物をローラーに通すと艶アリの織物に変身するわけです。 つまり、そのカレンダー(ローラー)を通して織物に艶を出す加工のことを「カレンダー加工」というのです。 これはなんとなくイメージできる方が多そうですね(^^) 特に女性は「ギャザースカート」というものをご存じなのではないでしょうか。 ウエスト部分がぐしゅぐしゅっとしたスカートのことをいいます。 ギャザーとはその、ぐしゅぐしゅっとした状態の「寄せ集める」という意味で、ひだを寄せることをいいます。 ギャザーの作り方は、ギャザーを寄せたい場所を縫い、その縫い糸を引っ張って布を縮めます。 すると縫ったところがぐしゅぐしゅっと寄ってきます。 つまり、そのぐしゅぐしゅっとした部分がギャザーとなります。 ちなみにギャザーを作ることをギャザリングといいます。 女の子や女性服の袖口、袖山や、スカートのウエスト部分などによく用いられます。 お母さんが作る子供服にもよく取り入られているのではないでしょうか。 かわいらしいプリント生地を使用したお手製のオリジナルのギャザースカートやワンピースを着用した女の子をみるとついつい頬がゆるみます。 また、ギャザーと似たものとしてシャーリングがありますね。 ギャザリングはひだを寄せた状態で更に縫い、固定しますが、 シャーリングは伸縮するゴムで作るのでギャザーを寄せた部分を伸ばせばひだが伸びて生地はフラットに戻ります。 ギャザリングしたものは固定されているので引っ張っても伸びませんしフラットに戻りません。 キャンバス(帆布)とは、もともとは綿を平織りにした、厚手で丈夫な織物のことです。 最近では綿に絹や麻、などを混ぜ平織りにした生地も帆布(キャンバス)と呼びます。綾織にしたものは帆布とはいいません。 最近はポリエステルやアクリルなどを使った物も出てきているようです。 キャンバスは濡れる事によって目がつまり水を通しにくくなる特性があります。その素材の耐久性、耐水性を活かして船の帆に使われた事から「帆布」と呼ばれるようになりました。 その丈夫さを活かしテントやトラックのシートなどによく使われるようになり、最近ではバックやエプロンなどにもよく使われています。 無地のキャンバス地のトートバッグにオリジナルデザインでプリントしたものなど、オリジナリティがあって他の人と差をつけるにはもってこいですね。 夏場は特にこの表示を目印にお買いものしたりしませんか? 汗を素早く吸い取り、すぐに乾くというイメージ通りの表示です。 夏場の屋外作業のお仕事の方はもちろん、 「クールビズ」が定着してから、 オフィスでも室温は28度が目安となってますし、 大震災後は電力不足などもあり、節電が呼び掛けられ、 できるだけエコに節電しようという動きがありましたよね。 もちろん、お仕事のシーンのみならず、 スポーツシーンではシーズン問わず欲しい機能性ですよね。 この「吸汗速乾」ですが、 実は素材の組合せにより機能が違うようですよ。 表示を見てみると、 綿 ポリエステル ナイロン そういった素材が並んでいます。 吸水性は 素材による差はほとんどないようです。 速乾性は ポリエステルの割合が多いほど早く乾く傾向にあるそうです。 綿は逆に乾くのが遅いそうです。 素材ごとに特性をまとめますと、以下のようになります。 綿素材100% 吸水性はいいけど速乾性が劣ります。 綿とポリエステルとの混合素材 綿100%よりは吸水性に優れ、速乾性もあります。 ポリエステル(ナイロン混合も含め) 吸水性、速乾性どちらも優れて言います。 吸汗速乾という言葉に一番ぴったりくる素材ですね。 また、クールビズにもぴったりの素材ともいえそうです。 素材の違いで吸汗速乾の質もこんなに変わるのですね! ちょっと面倒ですが、機能性を確保するためにも 表示のチェックはちゃんとしたいものです。 吸汗速乾というと機能性にばかり目がいきがちですが、 デザインという点ではオリジナリティも大切にしたいところですよね。 Tシャツ一枚でもオリジナルプリントを入れるだけで、見違えます。 吸汗速乾素材のTシャツやポロシャツにオリジナルデザインを施せば、 どこにも売っていないウェアが完成します。 機能性だけではなく、デザインも着心地も大満足のアイテムにしたいものです(^^)b すっかり定着した感のある「クールビズ」ですが、 2005年に始まり今年(2013年)でもう8年目になるそうです。 環境省が中心となった環境対策を目的とした服装の軽装化キャンペーンのことで、 6月始め~9月の終わりまでのいわゆる夏季、 28度以上の室温に対応できる軽装の服装を着用するというもの。 ちなみに涼しい、かっこいいという意味の英語「クール」と 仕事や職業などを示す英語「ビジネス」の短縮形「ビズ」を合わせた造語。 日本人ってこういうのうまいですよね! さて「クールビズ」といっても、 そのファッションはコーディネートや素材選びなど 取り入れ方もひとそれぞれですよね。 クールビズというと軽装化というイメージが強いですが、 ビジネスシーンにあまりに軽すぎるファッションはおかしいものです。 TPOをわきまえた、コーディネートは外せません! なんでもそうですが、 ツボを押さえていないものはちょっとちぐはぐになりがちです。 逆にTPOのツボさえ押さえれば、 自分らしいオリジナリティを大切にしたコーディネートも自信を持ってOKです。 TPOのツボも押さえたら、 次は素材のツボも押さえましょう! 押さえなきゃならないポイントですが、 とにかく、室温28度でも快適にお仕事などの作業ができる 機能性は無視できないポイントですね。 衣服の素材でいうと、 汗を素早く吸収し乾燥してくれる「吸汗速乾」という素材! 夏場は特にこの表示を目印にお買いものしたりしませんか? この「吸汗速乾」ですが、 実は素材の組合せにより機能性も大きく違うようですよ。 表示を見てみると、 綿 ポリエステル ナイロン そういった素材が並んでいます。 こういった素材の特性のツボを押さえて選択すれば 「クールビズ」の快適さもちゃんと手に入りますね。 せっかく日本に定着した「クールビズ」 暑い夏も賢く、かっこよく(かわいく)活かしましょう! ジーンズの右フロントポケット内部に小さくついているポケット部分のこと。 当初は懐中時計を入れることが多いことからウォッチポケットと呼ばれていたのですが、腕時計が一般的に使用されるようになり、小銭を入れるポケットとしてコインポケットと呼ばれるようになったものです。 意外とあの小さいポケット便利ですよね。皆さんどのように使っていらっしゃるのでしょうか。 私は自転車などの小さい鍵を入れるのに重宝しています。小さく密着しているため落としにくいのも気に入っています。 Tシャツもその生地によって雰囲気はずいぶん違いますよね。 同じ綿素材でもざっくりとしたラフな風合いのものから、光沢のある高級感のあるものまで。 それらはどうやら糸の種類によって違いがでるようです。 つまり、糸の種類により、生地の風合いや強度に差が出るということです。 たとえば、 「カード糸」でできた生地はざっくりとラフさがあります。 「コーマ糸」でできた生地は光沢があり、高級感があります。 「セミコーマ糸」は「カード糸」と「コーマ糸」の中間に位置する糸なので、 その生地は両者の特徴であるラフさと光沢、強度が程よくある生地となります。 これらの糸の呼び名はその工程からきています。 糸を作る工程は、まず「カード」そのあと「コーミング」となります。 最初の工程はカードです。 余分な短い繊維を除去します。この時にできた糸を「カード糸」といい、安くて品質は低いけれど、ざっくりした風合いの生地になります。 次に「コーミング」という工程です。 更に余分な短い繊維を取り除け、繊維の均一度がアップし、この工程でできた糸を「コーマ糸」と呼びます。 カード糸より強度が増し、毛羽立ちが少なく光沢が出ます。 この「カード糸」と「コーマ糸」の中間に位置するのが 「セミコーマ糸」になり、カード糸よりは丈夫で、コーマ糸のような光沢とカード糸のようなラフさが程よくある糸です。 CMYKとは色の表現法のことで、 西城秀樹さんの歌「YMCA」とは無関係です(^^)b ついついアルファベットが4つ並ぶとヒデキを想像してしまう昭和生まれです。(^^;)わからないかたゴメンナサイ。 さて、CMYKの説明を続けます。 シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色成分によって色を表すことをいいます。 CMYKはシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、ブラック(Black)の頭文字1字づつを意味するものです。 CMYによって全ての色を表現できるという理論がありますが、 実際にCMYのインクを混合して黒色を表現しようとしても、きれいな黒色にはならないのです。 鈍く暗い色にはなりますが、綺麗な黒色とは違うわけです。 そこで、プリンターなどの印刷機で黒色をより美しく表現する目的としてCMYKが採用されていることが多いのです。 また、パソコンモニターで表示される画像はRGB(レッド、グリーン、ブルー)に基づいています。 ですが、RGBモードで表現できる色の中にはプリンターなどでは再現できない色があるのです。 ですから、オリジナルデザインした作品をプリント屋さんで印刷したい場合などは、CMYKモードに変換しなければ忠実にプリント出力することはできません。 印刷屋さんで入稿の際に画像の色彩をCMYKで指定されることが多いのはそういう訳です。 オリジナルプリント作成などの際はデザインイメージの色を忠実に表現するためにも、CMYKで入稿することが大切になります。 またCMYKは見た目の美しさ以外にもメリットが多いのです。 CMYKですと、黒を表現するのに必要なインク量が少なくなるため、CMYでの表現と比べるとコストが下がり、また、乾燥が速く高速印刷にも適するといったメリットもあるのです。 生地の中で最も安価な布。低価格のカジュアルウエアなどに用いられます。 また、一般的にシーツやまくらカバーなどの寝具の消耗品用の生地としての認識が強い。洋裁などではテスト用の生地として用いられることも多い。 最近ではエコバッグの生地として用いられているのもよく見かけます。 また、オリジナルデザイン作品としてシーチングのバッグにスタンプを押したり、オリジナルプリントをして楽しんでらっしゃる方も多いです。 シーチングは安価な布なので気軽にオリジナル作品を作成するのに向いていますね。 もし失敗してもお財布にそんなに痛くないですし、成功したらシーチングを卒業してレベルアップした作品作りに挑戦してもいいですよね。 また、シーチングとは、布地の織り方の一種のことを指す場合もあります。 多くは綿で、白地の未晒の平織りです。経緯ともに双糸で織った上質なものもあります。リネン製のものもあります。 生地にはたくさん種類があるので、用途・目的に応じた選択が大切ですね。 こんなに漢字…7文字も連なると読む気がなくなりますが(-.-;) 日本人としては「SPF」とか表示されるよりも意味がわかりやすいかもしれませんね。 そう、この「紫外線防止指数」とは「SPF」の数値のことなんですって。 「SPF」=「Sun Protection Factor」の略です。 そして、このSPF(紫外線防止指数)には後ろに10とか30とか数字が表示してあります。 要は「紫外線防止指数」にしても「SPF」にしてもその数値がなんなの?ってことですが、 一言でいうと、この数値を掛け算した時間分、日焼けして赤くなるまでの時間を伸ばせる。 ということです。 何もしない状態で日焼けして赤くなるのに10分かかるとすれば、 紫外線防止指数(SPF)10のものを身につけることで、10分×10=100分。 身につけてから100分は日に焼けて赤くなることはないということになりますね。 一時期は美白ブームもあり、化粧品などでこの数値が高ければ高いほど紫外線防止に効果的なイメージがあり、トンデモナイ高数値がついていた時期もありましたが、消費者を惑わせるということで、 現在はSPFの最高値は50と決められています。 また、50以上の効果があるものには「50+」という表示がなされるようになっています。 化粧品などに始まり、いまでは衣類などにもその表示が見られるようになりましたね。 Tシャツやポロシャツ、ウィンドブレーカー、帽子、日傘など、 特に屋外での作業やスポーツに使用するものの素材にも使われるようになってきました。 お裁縫をされる方や洋服に興味がある方は耳にする言葉ですよね(^v^) 服などで「シャーリング」というと、デザインとしてギャザーを寄せ、模様のように施したりすることだったりします。 ですが、工業系でも「シャーリング」という言葉があったり、また、タオル用語としての「シャーリング」もあるのです。 こちらで説明するのはタオル用語としての「シャーリング」です。 タオル用語の「シャーリング」とは、タオルの表面の状態のことをいいます。 一般的にご家庭で使用されているタオルの表面はループ状の「パイル」のものが多いと思いますが、「シャーリング」状の表面というのは、ループ状のループ部分を カットして短い繊維が密集した状態のものをいいます。 こうすることで印刷など、プリントがしやすい状態となるのです。 ですので、オリジナルTシャツ屋さんなどでプリントできるタオルはシャーリングのものがほとんどだと言えます。 吸水性でいうとループ状の方が優れているのですが、シャーリング状のほうが一見ビロードのような雰囲気もあり、肌触りも滑らかです。 ここ数年、消臭スプレーや衣類の洗濯の仕上げ剤など、 「匂い」に対して敏感だったり、また「香り」を重視した生活の質のレベルアップなどが伺える 商品が増えてきましたよね~(^^) なかでも、中高年の加齢臭に対する対策に至っては様々な対策品が多く出回っている気がするのは、私だけですかね(^^;) こういう中で消臭縫製糸なるものが出てきたのもうなずける勢いです。 さて、この「消臭縫製糸」とはどんなものなんでしょう? 様々な繊維メーカーから「消臭する糸」としてその種類も様々あるようです。 素材もポリエステル、ナイロン、綿、混紡など、様々です。 また消臭効果も、アンモニア、硫化水素、酢酸、アセトアルデヒドなど悪臭代表選手といわれるようなすべてに効果があるものから、アンモニアに効果があるものなどその効果も様々なようです。 お値段も高めです。 匂いに敏感な方やお悩みの方は、お買い物の際、 例えば、Tシャツなどの衣類を買う時はこのような消臭縫製糸を使用した商品かどうかちょっと確かめてみるといいですね(^^) よく目にしたり、耳にする言葉ですね。 一般的な意味ですと、輪郭の中が塗りつぶされた画のことを指します。 また、影絵のことを表す場合もあります。 もともとは黒い紙を切り取って人物の横顔を表現した切絵のことをだったのですが、 明るい背景に対して事物が塗りつぶされて暗く見えるような光景や、物の形を言い表す 言葉として使われるようになりました。 ファッションでは、服を着たときの服の輪郭や、服そのもののデザインを意味するものとして 使われています。おしゃれな方はTシャツ一枚からシルエットにこだわって吟味しますよね(^.^) シルクといえばつるつるの生地。 そのスクリーンだから…大きなシルク生地?? …じゃぁなくって、これ、プリント方法の一つなんです。 まず、語源が気になった方はこのまま①を読み続けてください。 語源はどうでもいいけど、プリント方法が気になる方は②をどうぞ! 1.語源について 「シルクスクリーン」とは、もともとは孔版画の一つで、 ステンシルと並んでよく知られているものです。 「孔」とは「突き抜けた穴」のことで、 印刷の版に使う網目の布(メッシュ)のことを指していたそうです。 昔は絹(シルク)の布が孔版画のメッシュの材料として使用され、 (…うーん、贅沢ですね!) それが「シルクスクリーン」という印刷用語の元になったみたいですね。 と、ここまでは語源の説明です(^^)b 2.「シルクスクリーン」プリント方法とは…? 「シルクスクリーン」とはメッシュ生地で印刷したいオリジナルのデザインを製版し、 その版をTシャツなどの印刷物の上におき、上からインクをつけるプリント方法です。 版を一つ作れば何枚でも同じデザインの印刷ができ、耐久性に優れ、 プロ仕様の本格的な印刷に仕上がるので イベントなどで大量にオリジナルグッズを作成したい時に向いています。 製版が必要なプリント方法なので、 製版代を考慮すると、プリントする数が多いほど一枚当たりの単価が低くなります。 ということは… そうです! プリントする数量が1枚など、数が少ない時には製版代が高くついてしまいますので、 数量がないプリントのときは別のプリント方法がおすすめです。 ちなみにシルクプリントの「版」は 1色ごとに必要 1柄ごとに必要 となりますので注意が必要です。版を多く作ればその分製版代も必要です。 多色使いのプリントや 様々なデザインを1つのTシャツにプリントしたい場合は 他のプリント方法の検討もしてみた方がいいでしょう。 なにがなんだかわからないときには、 実績のあるオリジナルプリント屋さんのスタッフに相談するのが一番です! 予算と希望内容を伝えれば親身に相談に乗ってくれますよ(^^)b スウェットという英語は本来、汗を意味します。 ここでいう、スウェットの生地としてのスウェットは、生地の分類としては綿ジャージー(メリアス)に分類されます。 スウェット生地は大きな特徴として、二層になっていることです。 内側は吸水性に優れるパイル織りの生地で、外側は伸縮性に優れる平織りのジャージーを組み合わせています。素材は綿100%のスウェットもありますが、吸汗性だけでなく速乾性を考慮してポリエステルと混紡したスウェットも多く出ています。またポリウレタンを1~2%程度混紡して伸縮性をより高めたスウェットもあります。 こういった特徴から、動きやすく丈夫であるため運動用の衣料に用いられることも多いですね。 オリジナルプリントの入ったチームのユニフォームとしているところもあります。 トップスのスウェットパーカーやトレーナーだけでなく、スウェットパンツにデザインプリントされたかっこいいチームも最近はよく見かけます。 二層で分厚いイメージからか、秋冬にかけての衣料用生地としてイメージが強い生地ですが、夏用の厚みが薄いサマースウェットという生地もあるんですよ。 生地の厚ささえ注意すればオールシーズン快適に使用できる生地でもあります。 四角、真四角、四角い物という意味があります。 スクエアボックスといえば、四角い箱ですし、 スクエアバッグというえば、四角いバッグということですね。 また、街路の交差点にある四角い広場のことも指したりします。 意味として面白いところでは、柔軟性に欠ける杓子定規なさまを指したりもします。 確かに、四角といえば角がありますから、固いイメージに繋がりますね。 例えばスクエアバッグも無地だとそっけない印象になりがちです。 そんなバッグにも一工夫、オリジナルデザインをプリントすることで、見違えるような印象になります。 キャンバス地のスクエアトートバッグなどその素材としてもってこいです。 デザイン次第で様々なイメージに広げることができますね。 ストレッチ素材とは、伸縮性・弾力性に富み、運動性能の高い素材、生地や糸などのことを意味します。 一般的に「ストレッチ素材」といえば、特殊な糸(ポリウレタン、スパンデックス)をブレンドしてできている生地や糸のことを言いますが、 素材の名称の中に「ポリウレタン」と表示がない場合は、それ以外のナチュラルストレッチと呼ばれるストレッチ素材を用いられていることが多いです。 ナチュラルストレッチには以下のようなものがあります ひとつは、ウール等、原料自体にある伸縮性がを、糸の「撚り」を工夫することで更にストレッチ性を高めたも素材のこと。 もう一つは、一般的な平織りの生地をあえて斜めにカットし(バイアス取り)縦横の伸びを活用する手法でその布地を服地として用いることです。 スリットとは、 スカートや上着のわき・袖口などに入れる切れ込みのことを指します。 動きやすくするなどの目的で入れる切れ目のことですが、 チャイナドレスのスカートに深く入ったスリットが一番イメージしやすいですかねぇ。 チャイナドレスのスリットも本来乗馬をしやすいように入れられたものだったそうです。 確かにあんなロングスカートでスリットが入ってなければ馬にまたぐことさえ困難ですね! でも最近はチャイナドレスでの乗馬もそうそう日常的なことではないでしょうから、副産物ともいえる「セクシーさ」でデザイン的に入れられているのでしょうね(^^) そのスリットもTシャツにデザインとして取り入れられているものもあります。 ちょっとした数センチのスリットで雰囲気が変わるのだからあなどれません! オリジナルプリント用にTシャツを選ぶ際も、 全体のイメージを左右するポイントにもなりますので、 スリット入りか、スリットなしか、デザインを決めるうえで頭に入れておきたいものです。 オリジナルTシャツなどのプリントグッズを作成するとき、 デザインをプリントするために「版」を製作することを「製版」といいます。 ちょうど、ステンシルのやり方をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。 プリントしたいイラストや文字などのデザイン部分をくり抜いた「版」を最初に作成します。 そこから実際インクをのせるプリント作業になりますよね。 例えば、トートバッグにステンシルをするならば、 一番下にトートバッグを置き、その上に「版」を置き、 そこに、好みの色のインクを含ませた筆でくり抜いた部分を丁寧に着色していきますよね。 「製版」とは、上記のステンシルの例でいうと、 「デザイン部分をくり抜く「版」を作成する工程の部分」に当たります。 オリジナルプリントにはいろいろなプリント方法がありますが、 このステンシルの工程によく似たプリント方法が「シルクスクリーンプリント」です。 製版し、プリントするものの上に版を乗せ、その版の上からインクで着色するからです。 シルクスクリーンプリントの場合は色数の分「版」が必要となります。 例えば、白いTシャツに(^▽^)←このようなデザインをプリントする場合、 黒色単色で全て印刷するなら「版」は一つで済みます。 もし、目の部分「^」を青でそれ以外は黒にしたい場合は版が2つ必要となり、 また、口の部分「▽」を赤、目の部分を青、他は黒にしたい場合は版が3つ必要です。 また、デザインによってはプリントする色数だけでなく、複数の「版」が必要となる場合もあります。 この「製版」で納期に違いがでることもあります。 「製版」を外注するプリント屋さんはその時間が必要となるため、納期もかかる傾向にあります。 ですが、「製版」を自社で行っているオリジナルプリント屋さんはスピーディーな納期を実現できます。 もし、オリジナルプリントをする際はそのあたりも確認しておくといいですね(^^)b ダーツといえば、ビリヤードとセットでイメージされる、丸い的に投げて刺さった点数を競う「ダーツ」を思い浮かべる方も多いでしょうか。 ここでいう「ダーツ」は的あてのダーツではなく、縫製用語の「ダーツ」です。 「ダーツ」は衣服の体のパーツの凹凸がある部分や伸び縮みを必要とする衣服部分に施されることが多いです。というのも、ダーツを施す目的は衣服を立体にするためのものだからです。 立体的にすることで着心地もよりよくなりますし、身体にフィットしたものへとなります。 また、動きの多い箇所に施すことで、身体の動きを衣服が遮ることも少なくなります。 部位でいうと、腰や膝、肘、女性ですとバストなどもよくダーツが施されています。 また、こういった必要な機能としてだけではなく、デザインとしても用いられることもあります。 「タフタ」ってなんでしょうね? カフスとか、何か衣服の付属品のようなもの?? いやいや、オリジナルウェアを作るときとか、よく生地の名称で聞いたりしない?? そう、「タフタ」とは、平織の織物のことを指すのです。 元々シルク(絹)織物の名前として言われていましたが、、 最近ではシルクのタフタはほとんど見かける事はありません。 最近の「タフタ」といえば ナイロンの糸で織った織物のことをいいます。 「ナイロン・タフタ」や「ポリエステル・タフタ」がよく耳にするところでしょうか。 平織りで薄く、光沢があります。 ナイロン・タフタは以前は 大量に作られてましたが、 ポリエステルの方が安価なことなどもあり、だんだんと ポリエステル・タフタに置き換えられていきました。 用途は、 雨カッパや ウィンドブレーカ 傘などの布生地になってます。 ただ、折畳式の傘など、 長期間折り畳んでおくものはポリエステル製の布だと折り目がついてしまうので、 折目のつきにくい ナイロン製が好まれ多く使われています。 ジーンズのポケット部分などに注目してみてください。 平行に2本の縫い目がなされていませんか?それをダブルステッチといいます。 読んで字のごとく、単純にステッチ(縫い目)の数というわけです。 縫い目が平行に一本ならシングルステッチ。 縫い目が平行に二本ならダブルステッチ。 縫い目が平行に三本ならトリプルステッチ。 なぜステッチを多くするかというと、強度を上げるためにします。 でもデザインとしてもステッチで表情をつけることもできますね。(^^) チノパンの「チノ」や広くとらえれば、ジーンズの「デニム」もツイルのなかまです。 厚みがある丈夫な生地なので作業用の衣服、エプロンなどにも使用されています。 オリジナルプリントをするエプロンにもとても適した生地です。 ツイルは綾織(あやおり)や斜文織(しゃもんおり)とも言います。 綾織りは平織り、サテンと並ぶ三原織組織の1つで、通常織物の糸密度を上げ、厚みのある丈夫な生地を作ります。 斜めに細かい筋が見え、スーツやズボンなど 生地の厚みが必要な物に使われます。 綿(コットン)やウール(毛)、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維、キュプラ(ベンベルグ)などの再生繊維など、全ての素材にツイルは存在します。 Dカンとは、英字の「D」の形をした金具のことです。 「カン」は「鐶(かん)」と書き、環状の金属部品のことを表します。 何に使われるかというと、バッグなどの紐と紐の接続に使われたり、 バッグや服などのサイズ調整に使われたりします。 バッグと紐の接続に使用した場合、バッグ本体と紐の接合部にDカンを用いますが、 バッグ本体側に「D」の左の直線部を、紐側に「D」の右側の曲線部が来るように設置します。 そうすると、バッグ本体に紐をつけるより、紐の可動域が広がるようになります。 また、サイズ調整にはDカンを二つ重ねたものと、そのDカンに通す紐をつけます。 例えば、Dカン二つをつけ、そこから右へ10cmのところへ紐をつけたとします。 紐をそのDカンの曲線部二つの下から通し、 その紐を紐のつけ根方向へ手前のDカンの上を通り、もう片方のDカンの曲線下へ通すことで Dカンと紐のつけ根間の距離が縮まります。 強く引けば引くほど、Dカンと紐の位置が縮まるというわけです。 文字で説明しようとすると難しいですね(^^;) デジタルコピー転写と言われても、なんのこっちゃですよね(^^;) オリジナルTシャツなどを作成するときのプリント方法の一つです。 オリジナルTシャツといえば、「シルクスクリーン」が最もポピュラーなプリント方法ですが、 いやいや、デジタルコピー転写もなかなかやってくれるんです! どういった特徴があるかというと、 美しい色彩をイメージ通りに表現できることです。 何百色といった色彩のあるデザインでも鮮やかにプリントできるので、 繊細なグラデーションや鮮明な写真もイメージ通りに表現できます。 そんな色表現をシルクスクリーンプリントでするとなると、 1色ごとに製版しなくてはならないので、色数が増えると製版代も嵩み、 考えただけでも恐ろしい金額になりそうですが、 デジタルコピー転写であれば、何色使用しようが製版は1つで済むのでそういった心配なく、 豊富なカラーデザインで作成することが可能なのです! ただ、色の表現が得意とはいえ、 「デジタルコピー転写」は残念なことにゴールド、シルバー、蛍光色の表現は苦手なんです。 デジタルコピー転写の仕上がりは シートを圧着させるため平面的で、ゴワゴワしたかんじになります。 また、プリントした部分は通気性がよくありません。 また、デザイン部分に専用糊をプリントするため、「ふち」ができます。 この「ふち」をデザインとして上手く使う手もありますね。 費用的にみてみると、 製版が必要なプリント方法なので、 作成枚数が少ない場合は一枚あたりの作成費用が高くなってしまいます。 逆に、作成枚数が一枚増えるごとに一枚当たりの費用が安くなりますので 大量のオリジナルプリント作成には向いてますね。 以上をまとめると、 カラフルなオリジナルプリントを大量作成する時に向いているのが デジタルコピー転写というプリント方法です。 もっと気軽に(特に費用や枚数の面で!) オリジナルプリントを楽しめる、版が必要ないプリント方法もあります。 それは、「カラーコピー転写」や「インクジェット」という方法。 「カッティング」という方法もワンポイントでプリントする場合など、 例えばチームで背番号や名前をひとりづつ変えたいプリントなどにおすすめです! デニムといえばジーンズ、とすぐに連想できるほど、身近な存在ですね(^^) デニムは綿のタテ糸をインディゴによって青く染色し、ヨコ糸を染色加工をしていない糸で綾織りにした布です。生地の裏側に白いヨコ糸が多く出るのが特徴です。 ジーンズだけではなく、バッグなどの素材としても使われています。 このインディゴは布に定着しにくいので、洗濯のたびに色が薄くなっていくのも特徴ですね。 かつてインディゴは水に溶けにくいものだったので染色するには大変な苦労があったようです。 天竺(てんじく)ってあの、三国志とかで聞くインドの呼び名…? それも関係があるのですが ここで説明するのは服などの生地の「天竺」とのこと。 「天竺」といえば、 一般的に平編みした綿100%の生地や綿混紡生地のことをいいます。 なぜ、「天竺」と呼ぶのかというと。。 昔、日本はインドから綿織物を輸入していて、 インドの綿のことを「天竺木綿」、 インド産の平織の綿織物を「天竺」と呼んでいたのがルーツみたいですね。 その「天竺」の用途は様々ですが、 特にTシャツやセーター、アンダーウェアとしてよく使われます。 「天竺」は編目に特徴があり、 生地の表と裏の編目が違うので表と裏を区別することができます。 表の編目がV字型→縦方向の筋が見えます。 裏の編目は半円状→やや粗く編目に見えます。 編地は横方向によく伸び、縦方向にはあまり伸びません。 ぴったり目で着用したいときはジャストサイズでも 天竺でしたら横方向の伸びが多少あるので安心ですね。 また切りっ放しにするとくるくるとめくれる特徴があります。 カットソーTシャツなどでよく見かける、あの、裾のくるくるです。 いわゆる「ニット」と一般的にいわれる編物をトリコットといいます。 弾力・伸縮性があり、ほつれにくいのが特徴です。 ワイシャツや各種下着、靴下、手袋など幅広く用いられています。 一昔前はトリコットといえば高級下着のことをイメージしました(^^) 「ナイロン」というと、私たちの日常によくある素材ですよね。 ツルツルとした手触りの素材を連想します。 つい「ポリエステル」と混合しがちですが 強度としてはナイロンの方が上なんです。 ただし、紫外線にはポリエステルの方が強いようです。 実は世界初の合成繊維が「ナイロン」なんです! でもその歴史はまだ浅く、100年にも満たない新しい素材です。 さて、ざっくりとナイロンの歴史をみると、 1935年アメリカで開発され、1938年商品化されました。 日本には技術導入により1941年に導入され、1951年に工業生産されました。 日本では約62年ほど前から普及した素材なのですね。 現在は石油から作られていますが、 当時は石炭と水と空気から作られ、 「鋼鉄よりも強く、クモの糸より細い」 というのが当時のキャッチフレーズで、 女性のストッキング用として使われたのが始まりでした。 そういえば、昔は伝線したストッキングも補修して 大切に使ったという話を聞いたことがありますね。 それだけ貴重品だったということでしょうね~(^^) 最近では 主に合羽やウインドブレーカー、イベントブルゾン、ベスト、スキーウェアなど 冬用のスポーツウエアなどの衣類に用いられるほか、 ギターの弦、ストッキングや水着、釣り糸などにも用いられています。 ちなみにサッカーウェアやドライウェアなどにはポリエステル素材が多いですね。 ただナイロンは紫外線には弱く 長期間屋外にさらしておきますと劣化します。 しかし、引き裂きに強い特性があり、 パラグライダーやパラシュート、エアーバックなどの 安全性が要求される用途に使われる事もあります。 素材としては、 汚れが落ちやすく速乾性があり、 繊維自体の抵抗力が強く、特にアルカリに強いという特性があります。 「ネオ」はギリシャ語で「新しい」を意味します。 「ネオ~」と表記することで「近代~」「復活~」「新~」を意味する言葉としてこの頃は使 用されています。 ビンテージ(←用語集で作成したので文字をページにリンクするとよいと思います。)と合わせた意味として、 「新・ビンテージ」「近代ビンテージ」となるわけですが・・・う~~ん、どうにも文字にするとカッチョ悪い と感じるのは私だけですかね?(^-^;) 長くなりましたが、「ネオビンテージ」とはいわゆるビンテージというものが持つあらゆる特徴、 わかりやすいところで言うと「古さ」「現代に見られない優美さ」デザイン・質感・素材感などを ぜーんぶ大きなデザインとして捉え、それらのいいとこどりをして、あらゆる面で現代生活に マッチするよう再デザインし提案している新しいジャンルと言っていいのではないでしょうか(^^) ノーフォークは衣服に施す、体の動きを妨げないための工夫のことです。 そんなの聞いたことも見たこともないって方も多いかと思います(^-^;) 作業着や鉄道員の背広、野球審判員のブレザーなどの背中の左右によく施されている仕様です。 今度そういう衣服の方を見かけたらじっくりと拝見させてもらってくださいね(^^) 衣服の背中の左右両サイドに切れ込みを施すことで、腕の上げ下げを楽にすることができるのです。 腕の動きに合わせて、背中のノーフォーク部分の切れ込みが動くお陰で、袖~肩~背中にかけて衣服がつっぱらないようになります。 体を動かす作業のための作業着などを選ぶ際はノーフォーク仕様になっているかどうか、大切なポイントですね。 布の継ぎ目に二つ折りにした布や革を挟んだ切り替え線のような装飾のもの。 布に細いコードや毛糸などを芯としてはさむ場合もあります。この場合はラインがボコッと飛び出したようになります。よく見かけるのが、学校ジャージなどエンジ色のジャージ本体に装飾として白のパイピングが肩から脇にかけて、またパンツのサイドに一直線に入っていたりするものです。 パイピングは布だけでなく、リボン、革などいろいろな素材を使用することもあります。 また、パイピングにはこのような装飾のことをいう場合もありますし、 裁縫の言葉としては、バイアステープなどで布の端をほつれないようにくるみ、始末することをいうことをパイピングという場合もあります。 パイピング処理をするだけで、一見ありふれたものにもオリジナリティがだせそうですね。 ジャージだけでなく、パンツの後ろぽっけの縁取りや、トートバッグにと、パイピングを施しているものは結構みかけます。もっとオリジナルの特色を出した場合にはオリジナルプリントをしてみるのもいいですね(^^)b 「パイル」とは下地から出ている繊維のことで、織った後の処理により2種類に分類されます。 「裏毛」とよばれていたりもします。 パイルをループのままにしたものをループパイルまたはアンカットパイルといい、一般的によく知られているものがタオルです。タオルに顔を近づけてよーく観察してみると、小さいループがびっしり並んでいますよね(^^)旅館などの名前がプリントされたオリジナルのタオルなど、だいたいがこの「パイル」のあるタオルです。 また、スウェット地のパーカーやトレーナーなどの裏にこのタオルのようなループがいっぱいあるのを見たことがありませんか? これも「パイル」(裏毛)といわれるものです。 そして、ループをカットしたものをカットパイルといいます。 こちらはベルベットやコーデュロイがよく知られています。ベルベットといえばちょっとフォーマルな場所におめかししていくお洋服生地を連想しますし、コーデュロイは秋から冬の定番ともいえる温かみのある印象の生地ですね。 オーバーオールの太股外側あたりに付けられた帯状のフックのようなループ。 ワークシャツやオーバーオールなどのワークウエアに多く見られ、文字通りハンマーを引っ掛けておくためのループのことです。 とはいえ、現在はファッション・デザインとして施されていることも多く、本当にハンマーを引っ掛けて作業している人はあまり見かけませんね(^^) なんとなく、そういった特殊な仕様になっている服を着ると気持ちだけでもプロっぽい職人さんになったような気がして嬉しい気もしてくるのは私だけでしょうか。 主にワークウェアに使用される生地として知られています。 ですが、「ヒッコリー」という単語を調べると、木の名称も出てきます。 北米産のクルミ科の落葉高木のことだそうです。実は食用として用いられるようです。木材としてはその硬い性質を生かして、内装材に使用されたり、またスポーツ用品として野球のバット、スキー板、また、ドラムのステッキとしても使用されています。 衣類用のヒッコリー生地のことは正式には「ヒッコリー・ストライプ」と言うようです。 まぁ、わたし達が雑誌などで目にするときは略して「ヒッコリー」と表示されていることが多いですね。 特徴としては、紺地に白の細いストライプが代表的な色合いで、他にも赤地や黒地に白のストライプなどもあります。ジーンズと同じくもとは労働者用の衣類の生地として用いられ、徐々にアメカジ・ファッションとしても広がってきたものです。 製品としては、パンツはもちろん、つなぎやワークキャップ、トートバッグなど、ヒッコリー生地で製作されたものは多岐にわたります。 とてもざっくりとしたイメージでいえば、「二重になっていること」です。 洋服での比翼といえば、コートやレインコートの上前によくみられます。 ボタンやジッパー部分が見えないよう、打合せ部分を二重にしている仕立てのことをいいます。 英語ではフライ・フロントといいます。 和服での比翼といえば、襟、袖口、振り、裾を二重に仕立て、まるで2枚重ねて着用したかのように見せる仕立てのことをいいます。 これはカジュアルな洋服でもよく見かけますよね。重ね着かと思えば、上手に「重ね着風」にデザインされた一枚のカットソーだったりします。 一枚でもオシャレに見せたいときや、暑くて重ね着なんてやってられないときはこういった比翼のデザインものは便利ですね! 「ひらおり」と読みます。 織物組織の三原組織といわれる「平織り」「綾織り」「しゅす織り」の一つでとっても一般的な織物の一つとなります。 経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を一本ずつ交互に組み合わせ、浮き沈みさせて織る単純な組織です。糸の交点が多いので、生地として硬めで張りのがある、しっかりとしてるのが特徴です。 平坦で丈夫な組織ですが厚地ではありません。摩擦に強い組織です。 しっかりとした丈夫な生地となるので、作業着などにもよく使用されます。 オリジナルプリントや刺繍を施したスタッフユニフォーム、作業着、制服としても見かけることがおおいのではないでしょうか(^^) 英語の vintage は「~の頃」 「時代」などを意味します。 元来ぶどうの収穫を指し、ぶどうを醸造してワインにする年号のことを表しましたが、その内、 車やジーンズ、ギターなどのある特定の年代のものや、完成度が高く価値があるもの、また、 古くて価値が高い年代物の事を指す言葉として使用されています。 ビンテージと言われるものは、基本的に約10年以上前に作られた製品に対して使われます。 なので、新品ですが、一見ビンテージものに見えるデザインのものには「ビンテージ風」といった 表現がされていますね。 衣服のひだの折り目のことを主に言います。 布や紙などを規則的に繰返したたみ、立体感を出したもの。 体を動かす際に衣服に必要なゆとりを加えるなど、機能的な目的で用いたり、デザインとしての飾りやフリルといったような装飾的な目的でも用いられます。 プリーツと似たもので、ドレープやギャザーといったものがありますが、 プリーツはそれらよりもきっちりと折り山がついています。 また、折り山が途中で消えるものはダーツと言い、折り目がついていないものはタックと言います。 パーカーはいくつか種類があります。 ジップアップパーカーやプルパーカー、ノースリーブパーカー、などなど。 プルパーカーは前身頃にジッパーがついておらず、頭から被って着るパーカーの ことを言います。 現在パーカーはごく一般的なファッションアイテムとして浸透していますが、元々 アウトドアファッションから広がってきただけに、機能性もあるアイテムですよね。 その特徴であるフードは急な雨のとき、また防寒の際にもとても便利です。 フレンチテリーパイルと、一言聞くと、まるで犬の種類のようですが(・∀・;) 最近使われるようになったアパレル業界用語です。 いわゆる裏パイル地のことを指しますが、「裏毛」と表示するところもあるようです。 どちらかというと薄手の生地が多いです。 薄手でも裏パイルなので少しですが保温性も期待でき、一年を通してフレンチパイル生地を 使用したアイテムが何点かあると便利なのではないでしょうか。 季節の変わり目、温度差がある時期、また室内で過ごす際にも使い勝手のよい生地になるかと 思います。 ブロードといえば、一般的には綿布のことを指します。 表面に光沢があり、ワイシャツやスカートなどに使用されるているのを目にすることが多いのですが、ほかにもバンダナやジャケットなどにも使用されます。 最近のブロードといえば、綿とポリエステルとの混紡のものなど様々な素材のブロードがありますが、 ブロードという生地はもともとは全て羊毛で目の詰まった織物のことをいったのです(^^)b 綿とポリエステルを混紡したものは、シワになりにくいというメリットがあります。 ブロードは目を詰めて密に織られているので強度も高いく、お洗濯にも強いですよ~。 ヘリンボーンは、模様を表す言葉の一種です。魚のにしんの骨を図案化した模様です。 織物では、杉の葉に見立て杉綾・綾杉とも呼ばれたりもします。また、紙類にも同じものがあります。 建築のタイル貼りのデザインにも用いられ矢筈模様とも呼ばれています。 ほかには、靴底のパターンとしてヘリンボーンソールというものもあります。 また、女性には髪の編み方として馴染みのある方も多いかもしれません。三つ編みのように髪を編むのですがデザインが違う「ヘリンボーン編み」という編み方があります。 英語で書くと、「heather grey」この、「heather」という言葉は、 混ざり合った色で編みこまれた糸で、色の斑点を含み、 ぼやけた灰色がかった色合いを作るという意味です。 ですので、様々な色合いが混ざり合った灰色を表しています。 意味合いとしては、杢グレーと似ている雰囲気ですね。 ニュアンスのある灰色だと思っていただけたらいいと思います(^ω^)b ボタンダウンといえば、 「ボタンダウンカラー(ボタン留めの襟)」の付いたドレスシャツのことです。 襟の剣先近くに小さいボタンで襟と前身頃とをとめるようになっているシャツのことです。 アイビールックの必須アイテムとしてよく知られていますが、もともとはイギリスのポロ競技の際、 風で襟があおられて選手の顔や首に当たるのを防ぐため、また、ネクタイがずれないように固定するために考案されたものでした。 後にアメリカでドレスシャツに取り入れられ、アメリカ東部の学生の間で大流行し、アイビールックのアイテムとして定着しました。 ほどよくきっちりとした清楚な雰囲気があるので、カジュアルだけれど崩しすぎない雰囲気を求められる場所などに便利ですよね。 オリジナルプリント屋さんでもボタンダウンのポロシャツを扱っているので、お揃いのプリントを施したスタッフユニフォームなどにも便利です。 余談ですが、ボタンダウンのあの小さいボタンを外して着用するのは印象がよくないようですのでご用心です(^^)b ポリウレタンは、5~10倍の伸縮性を持つゴムのような合成繊維のことです。 一般的に「スパンデックス」とも呼ばれています。よく耳にしますよね(^ω^) 水着やスポーツウエア、靴下、下着などにその伸縮性を生かして幅広く用いられています。 天然ゴムよりも細くすることができ、薬品に強く脆化しにくい繊維で染色も可能です。 コーティング用の樹脂として使用されることもあります。 温度や湿度の急激な変化にも強い一方、塩素や光、カビなどには弱いです。 全部カタカナでしかも文系人間からすると意味不明な単語の羅列なので、 あまり親近感がわかないのですが(^^;) ナイロン、アクリルとともに三大合繊と言われているって聞くと、 確かに、この3つはよく耳にする素材で、少しですが親近感がわきますよね。 でも意外と素材について知らなかったりしますよね。 例えば、何が原料か知ってますか? ポリエステルの原料は、ナイロンと同じく石油なんですって! そして、いつごろから存在するのかというと… なんと、1958年から日本には登場したそうで。今から55年前ですね。 意外と新しい素材なんですね。 現在では国内の合成繊維生産量の約半分を占めており、 世界的に見ても大変多く生産されている繊維です。 ちょっと歴史を紐解くと… ナイロンを発明したアメリカのカローザス博士という人が ポリエステル系の繊維を作るのに成功したのですが、多くの課題があり完成をあきらめました。 でもその後、イギリスのウインプイールドとディクソンによって研究が続けられ、 1941年「ポリエステル」が誕生したそうです。 ポリエステルの特徴 実はナイロンに次ぐ強度の強さがあり、耐磨耗、耐久性にとても優れています。 混紡や撚り合せをすることにより強度の高い糸を作ることができます。 ポリエステル65%綿35%の混紡織物は 洗濯の耐久性が求められる分野(たとえばワイシャツなど)で大量に使われています。 また、ナイロン、アクリルと比べると耐熱性が高いのも特徴です 。 吸湿性が低いので濡れても乾きやすいので、最近よく聞く 「吸汗速乾」の表示がある衣服にもよく使用されていますね。 また、スポーツウェアにも多いですよね。 他の特徴としては、 弾性力があり、ハリ、コシがあり着心地がよくシワの回復力もよい。 静電気を帯びやすく、毛玉ができやすく取れずらい。 染めにくい。などといった特徴があります。 丸胴とは…「胴」とついてはいますが、剣道の胴とは関係なさそうです。残念ですが(笑) Tシャツ(タンクトップなどでも)をよく観察してみると、脇に縫い目があるものとないものがありませんか? 「丸胴」というのは、その縫い目がない方の仕様のことをいいます。 縫い目があるものは、「横割仕様」といいます。2枚の生地を縫い合わせてTシャツ(タンクトップ)になっています。 「丸胴仕様」はTシャツ(タンクトップ)の生地自体を丸編み機で筒状の生地へと編んでいくのです! 「丸胴仕様」は、脇に縫い目がある「横割仕様」のものと比べると 生地の無駄が出ない 脇を絞ったデザインに編むことができる 脇に縫い目がないのでプリントも可能 縫い目がないので着心地が良い など、メリットも多いのが特徴です。 ネットショッピングなどの通信販売で洋服を購入するとき、 サイズ確認すると思いますが、 表示されてる部位がどの部分を意味するのかわからないことってないですか? 面倒だから、いつも「M」だから「M」でいいや。って選んで… あ、袖丈足りない(T-T)とか、 え!こんなにきついの!?(ガーン!) なーんて失敗したことありませんか? やっぱり試着なしで購入するときは、 表示の部位がどこを意味するのか理解しておきたいところです。 知っていれば失敗も防げますよ~(^^)b 身丈 洋服自体の首のうしろ襟ぐり中心部分から裾までの直線の長さ。(襟はいれない) よく「着丈」ともいいます。 身幅 脇から脇までの距離。両脇下部の胸囲。 肩幅 衿のつけね下部を通った、左右の肩先から肩先の直線距離。 袖丈 肩先(袖の付け根付近)からひじを通り、袖口までの距離。 これらを頭にいれたら、 手持ちの洋服で気に入っている着心地のものの 各サイズを控えておくといいですね。 ネットショッピングなどの際には控えたサイズと購入希望商品の表示サイズを比べてみれば どのようなサイズの商品なのかイメージしやすくなります。 もちろん生地などの伸縮具合や厚みなどでも着心地は変わってくるので、 こだわって選びたい方はそのあたりをお店の方に聞いた方が間違いないですね。 着用の際、まるで肌が潤ようなしっとりした感触を味わえるTシャツ素材です。 英語で moist と書き、湿り気があること。また、そのさま。湿潤。のことをいいます。 よく、化粧水関係でこの言葉を耳にしませんか?保湿という意味合いやイメージですね。 Tシャツで「モイスト感」があるというのは、「湿り気がある」という意味とは今回は違います。 Tシャツが本当に湿っていたらいやですよねぇ。。(~o~;) 杢グレー、さて、まず何と読むのか…? 「もくぐれー」と読みます。 「杢」の意味はざっくり言うと「混ざり合った」という意味に考えてもらえばいいかと思います。 杢のことをメランジ・霜降りともいいます。 「メランジ」は混合するという意味からきていて、 一色ではなく濃淡2色で撚り合わせたり、織り交ぜた糸が使用されています。 ですから、杢グレーは普通のグレー(同じトーンの灰色一色)と違い、 灰色の中に色が濃い部分と薄い部分などが点々と混ざったものです。 実際はトーンなど違う色が数種類混ざっているのですが、 全体をみると「ほぼグレー」に見えるものです。 見た目的には「ニュアンスのあるグレー」ともいえますね。(^^)b よく、パーソナルカラー診断などで ブルーベースかイエローベースかざっくり二つに大別されますが、 私の場合はイエローベースなので、 「グレー」よりは「杢グレー」の方が顔映りがいいことが多いです♪ 「杢」カラーの生地は数種類の撚り色の効果でソフトな雰囲気もあるので、 優しく、ソフトな印象に見せたい方は「杢」のついているカラーを選択するのもいいですね。 その歴史は古いのですが、 その中で面白いエピソードがあります。 ヨーロッパではウールの方が先に存在していて、木綿が入ってきたのは後々のことだったので、 当初、木綿は植物からできるものという認識はあったものの、情報が薄く、 「羊のなる植物があるのだろう」と北ヨーロッパの方々は想像したらしいのです。 確かに、綿花のふわふわしたかんじからはウールを連想しますね。(^^) 今はその面影もありませんが、実は明治以降、 日本は綿布の輸出量世界一だった頃もあるんですよ。 繊維としては伸びにくく丈夫で、吸湿性があって肌触りもよい素材としてしられていますね。 このため、現代では下着などによく使われますが、縮みやすい、乾きにくいのが難点です。 ただ、水に濡れることで洗濯に強くなる素材です。 オリジナルTシャツなどを作成する際は目的に応じた素材のTシャツを選びたいものです。 大切な思い出に残る、何度も袖を通すような作品を作るなら、 やっぱり丈夫で、何度お洗濯をしてもへたりにくい、綿素材のTシャツをお勧めしたいところです! でも夏場など、汗を大量にかき、とにかく速乾性が大切なら 吸汗速乾に優れたドライTシャツなどにオリジナルプリントするのがおススメですね。(^^) UVとは、ultravioletの略で、紫外線のことです。 ですので、「UVカット」とは紫外線をさえぎることを言います。 UVカットといえば、 日焼け止めクリームや長袖などを着用するイメージです。 肌を太陽の下に露出させないイメージですよね。 日光を長時間浴びたときに起こる肌や目の炎症を防止する目的で、 紫外線を反射または吸収させて、肌などに到達しないようにします。 紫外線の浴びすぎは、日焼け、しわ、シミ等の原因となりえますので、 美容に関心の高い女性はUVケアに怠りません。 最近は男性も日傘をさしていたりしますよね。 また、美容面だけでなく、長年紫外線を浴び続けると体内に蓄積され、 時には腫瘍(良性・悪性問わず)や白内障等の原因になることはよく知られていますね。 最近はサングラスを日常使いする人も増えましたよね。 まぁしかし、紫外線はカルシウム代謝に必要な「ビタミンD」を皮膚で合成する手助けもしてくれるので、悪影響ばかりではありません。 上手に紫外線とも付き合っていきたいですね。 Tシャツの脇に注目していただくと、縫い目があるものと、ないものとあると思います。 脇に縫い目があるものを「横割り仕様」のTシャツといいます。 これは、前身頃と後身頃を縫い合わせているので、脇に縫い目があるのです。 また、脇に縫い目のないものは、縫い合わせて作成されるのではなく、丸い筒状に編んで作られていきます。これを「丸胴」と呼んでいます。 ラグランとはラグランスリーブの略で用いられることが多いことばです。 つまりラグランとは、大雑把に言うなれば「袖」のことですね(^^)b ラグランスリーブとは、衿ぐりから脇の下に向かって斜めに切り替えられ肩と袖をひと続きに袖布をつけた袖のことをいいます。 よくカットソーのTシャツなどでも袖布と身頃を色を違えてデザインされているものを見かけますね。 また、コートやジャンパーなどにも多く用いられています。近年流行したポンチョ風のコートなどに多く見られました。デザインとしては少しノスタルジックな雰囲気を感じます。 そして、ラグランスリーブはデザイン面だけでなく、袖の縫い目から雨水が浸みにくいという利点もあります。 MA-1系のフライトジャケットに見られる襟や袖、腰周りに使われてるニット部分などをリブと呼びます。 他にはスウェット生地のパーカーやトレーナーなどでも、その袖口、裾まわりによく見られますね。 また、靴下や体にフィットする細身のセーターやカーディガンなどでも見られます。 伸縮性があり、袖口などに使うことが多く、リブ編み、ゴム編み、畦編みなどと言われます。 横方向への伸縮が大きいのが特徴です。 リブとは肋骨の意味で、表目と裏目が交互に配列され、その凸凹した隆起が肋骨のようにみえることが名前の由来となっています。 たとえば、タートルネックのセーターでも縦スジの入ってる物はリブニットと呼びますし、同様に縄模様が入っていればケーブルニットと呼ばれています。 スウェットへのオリジナルプリントを施す時は、リブ部分にはプリントは難しいので、リブ部分を避けた平らなところにプリントするといいですね。 裾や見返しのまつり縫いに当たり、表に縫い目が出ないひびかないような裁縫の始末のことです。 よくスカートなどの裾の始末にされます。 主にルイス始末用のミシンがあり、ミシンでの作業ですが、ミシンがない場合は手でひと針づつまつる作業と なります。 Tシャツにルイス始末が施されているなんて、なんだか贅沢な気持ちになりますね(^v^) レーヨンは絹に似せて作られた再生繊維で、昔は人絹(じんけん)とも呼ばれていました。 レーヨンは木材パルプを主原料として作られています。 主原料が木材ですから、燃やしても有害物質が出ることもなく、地中に埋めれば分解されます。 とてもエコな素材ですね(^^) 光沢があり美しいだけではなく、肌触りがなめらかで、吸湿、放湿性がよいのが特徴ですが、 水に弱い性質があり、濡れると強度が大幅に下がります。 また、水につけると縮む性質なので輪染みができやすかったりもします。 そうなるとお手入れの面では注意が必要な素材です。 表示を見ればレーヨンは基本的にドライクリーニングがおススメされていると思いますが、 レーヨン含有率が50%以下の素材なら水洗いができると言われます。 ささっと素早く水に浸かる時間を最小限にすることが縮を防ぐコツです。
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