はじめに
今回はTシャツの干し方について解説します。お気に入りのTシャツを型崩れやシワ、嫌な臭いをつけることなく干せる方法をまとめました。干し方ひとつでTシャツの劣化度合いは変化しますので、日々の干し方を気にすることはとても大切なことですよ。
また、具体的な干し方のほかにも、ちょっとした干すときのコツや注意点も紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
Tシャツの適切な干し方を紹介!
まずはTシャツの適切な干し方や、干すタイミングなどについて解説します。干し方にもハンガーを使った干し方、洗濯バサミを使った干し方、型崩れのしにくい平干しなど様々ありますので、代表的なものを紹介します。大切なTシャツを劣化させないためにも、できるだけおすすめする干し方を実践してみてくださいね。
おすすめの干し方とは?
Tシャツが劣化しないための干し方としてまず挙げられるのが、ハンガーを使う際は裾から入れることです。よく考えずに襟元から入れてしまう場合もあるかもしれませんが、そうすると襟元の伸びにつながってしまうので注意しましょう。裾から入れると、どこも伸びずに形が崩れないのでおすすめです。
また、洗濯バサミを使って干すのもおすすめです。ハンガーではなくて、肩を左右2ヶ所、洗濯ひもや竿に洗濯バサミで止めて干してください。洗濯バサミを使用することで、襟元の伸びが起きにくくなりますし、全体の型崩れもなくなります。なお、竿や洗濯ひもで二つ折りにして干すのも、型崩れ防止策として有効です。
以上のように干すための道具によって、型崩れの危険性は上下します。また、干し方そのものも重要です。工夫次第で普通の干し方よりも劣化を軽減できますよ。例えば、逆さ干しは襟元の型崩れ防止策として優秀です。裾を上にして洗濯バサミで留めて干すだけで、型崩れを防止できます。なお、裾の両端だけ留めると、裾部分が型崩れするためバランスよく均等に留めてくださいね。逆さ干しのほかには、平干しもおすすめです。広いスペース確保が必要ですが、均等に重力がかかるため型崩れの心配がありません。
そしてどの干し方にも共通することが、裏返して干すのがおすすめということです。特に外干しで太陽の日差しが強い時や、部屋干しで近くの洗濯物と接触して色移りが懸念される場合などは、裏返して表面への刺激を少なくするのが大切ですよ。また、ブランドのロゴが入ったTシャツや、クラスTシャツや企業TシャツのようなオリジナルTシャツのデザインは、プリント方法にもよりますが紫外線に弱い場合もあるため、可能なかぎり部屋干しにすると良いでしょう。
ハンガー選びや干すタイミングも大事
干し方とともに大事なのが、ハンガー選びや干すタイミングです。まず、洗濯が終了したら、Tシャツはすぐに干しましょう。すぐに干さないとシワになりやすいです。また、長時間、洗濯物を詮索層の中に入れておくと、生乾き臭が出てくるので臭い防止という意味でもすぐ干すのがおすすめです。
また、ハンガーで干す場合、ハンガー選びも大事です。型崩れを防止するには厚めのハンガーがおすすめで、細いハンガーしかない場合はタオルなどを巻いて代用してみてくださいね。
なお、近年ではTシャツにシワをつけることなく干せるアイテムもリリースされています。例えば3段になっている物干しネットは、Tシャツを3枚同時に平干しできるもので、シワをつけないようにするにはとてもおすすめです。このほか、肩の跡が付きにくいアーチ型のハンガーや、型崩れしないようにアームの長さを調節できるハンガーなども、おすすめのアイテムと言えるでしょう。
Tシャツを干す時のコツ・注意点
ここからはTシャツを干す際のコツや、気を付けておきたいことを紹介します。Tシャツの干す場所や環境づくり、ヨレが起きた際の対処方法、干す前にしておくと良いことなど、干し方などと同じくらい、Tシャツを守るために大切なこともあるのでぜひチェックしてくださいね。
干す場所や環境
Tシャツを劣化させずに保つためには、干す場所・環境に気を付けてくださいね。例えば、風通しの良さは最も気にしておきたいことです。風通しを良くしておくと、嫌な臭いの原因となる生乾きを防げます。Tシャツごとの間隔を数センチは空けて、さらに大小大きさの違うTシャツを交互に並べて干し、風の通り道を作り、満遍なく風が行き渡るようにするのがポイントです。
もし、風通しがあまり良くない環境で干す必要がある場合、扇風機やエアコンを活用するのも良いでしょう。空気が湿っぽくならないように、空気を循環させることが大切です。また、扇風機などを使用することで、短時間で乾かせるというメリットもありますので、ぜひ環境を作れるなら試してみてくださいね。
また、避けられがちな部屋干しも意外とおすすめです。部屋干しのメリットは外と違って紫外線によるダメージが少ないことで、襟元や袖口などの退色のリスクを低減してくれます。干す時間が多少伸びても大丈夫な場合は、部屋干しで洗濯物を干してみてはいかがでしょうか。
ヨレたらどうするの?
Tシャツの裾部分や襟元がヨレて、型崩れが起きたら困りものです。もし、干し方に細心の注意を払ってもヨレてしまったら、スチームアイロンを使ってみましょう。裾部分や襟元にたっぷりとスチームをふくませて、軽く押し当てることでヨレと型崩れが改善できる場合があります。注意点として、プリントTシャツやアイロン使用不可のTシャツなどは、熱に弱い素材を仕様になっていることが多く、逆に伸びの原因になってしまいかねません。アイロンをかける際は、どういったTシャツなのか確認してから実施してくださいね。
なお、ヨレに対する対策として、そもそもヨレにくい生地のTシャツを選ぶというのもあります。当然ですが薄くペラペラなTシャツや、繊細で弱い生地のTシャツはヨレやすいので注意が必要です。一方で、6.0オンス以上の厚さのあるTシャツなどは、一般的なTシャツよりも丈夫でヨレにくいという強みがあるのでおすすめです。
干す前に振る・アイロンがけする
Tシャツを型崩れなどしないようにするためには、干し方以外にもいくつかポイントがあります。例えば、Tシャツは干す前に振りさばいておくと、シワ残りを防ぎやすいです。振りさばくことで洗濯時についたシワが伸び、洗濯前の自然な形で干せます。なお、伸縮性に優れているTシャツは、強く振りさばくと生地が伸びてしまい、むしろ型崩れの原因になってしまうので、あくまでも適度に振るようにしましょう。
また、干す前にアイロンをかけるのもおすすめです。アイロンをかけることで、衣類のシワを伸ばすだけでなく、早く乾かせますよ。仕事やほかの用事で忙しい時は難しいかもしれませんが、もし時間に余裕がある場合はひと手間、アイロンをかけてシワを伸ばしていきましょう。
まとめ
今回はTシャツの干し方について解説してきました。Tシャツをずっと使い続けるためには干し方そのものだけでなく、ハンガーや洗濯バサミなど干す道具、干す環境にも注意するのがおすすめです。ちょっとした工夫でシワ伸ばしや型崩れ防止、生乾きの臭い防止などができますよ。ぜひ参考にして、お気に入りのTシャツを長く使ってみてくださいね。