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オリジナルTシャツへのプリントとして有名なのは、シルクスクリーン、インクジェット、昇華・熱転写、刺繍あたりでしょう。特にシルクスクリーンとインクジェットはほとんどの業者で対応しています。
しかしこの記事で今回ご紹介したいのは、最新フルカラープリントの「DTF」。DTFプリントとは何か、メリットや他のプリント方法との違いをまとめているので、ぜひ最後までご覧ください!
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DTFプリントとは?
DTF(Direct to Film Print)プリントは、インクジェットでプリントしたフィルムを熱で圧着させるプリント方式です。
再現性の高さから、特にフルカラープリントを綺麗に仕上げたい時におすすめのプリント方法になります。またデザイン部分のみ圧着させるため、フチがなく自然に仕上げられるのが特徴です。
他のプリント方法との違いは?
シルクスクリーンプリント
シルクスクリーンプリントは、版を使ってプリントする手法になります。版は1色につき1枚必要で、1枚8000円~1万円程度必要です。
版が高額にはなりますが使いまわしが可能なので、大ロットで発注する場合は1枚当たりの価格が非常に安くなるのがメリットになります。
DTFは1枚からでもリーズナブル
対してDTFプリントは専用のフィルムに印刷するため、版が必要ありません。そのため1枚でもお安く作成できるのが、シルクスクリーンとの違いです。
あくまでも目安ですが、30枚以上かつ1色のデザインであればシルクスクリーンがおすすめです。それ以下の場合やフルカラーデザインをプリントする場合はDTFを選びましょう。
対応できるカラーや特殊なプリントが異なる
まずDTFはフルカラープリントに対応していますが、シルクスクリーンは不可です。そのためフルカラー希望ならDTFか後述のインクジェットや転写をえらぶことになります。
シルクスクリーンはフルカラーは不可ですが、ラメやメタリックなど特殊なプリントを施すことが可能です。こういったプリントはDTFには難しいでしょう。
自然さや風合いではシルクスクリーンに勝てない
最新のプリント方法といえども圧着している以上、プリント部分の貼り付けている感は0にはなりません。プリント部分の自然な風合いは、シルクスクリーンプリントの方が優れています。
インクジェットプリント
インクジェットプリントは、Tシャツに直接インクを吹き付けてプリントします。DTF同様、1枚からでもリーズナブルに作ることが可能なプリント方法です。
DTFは素材に制限がない
インクジェットプリントは、綿100%に対応しています。ポリエステル素材に対してプリントできるプリンターを所持していれば可能ですが、化学繊維はインクを弾いてしまうため普通のプリンターでは難しいです。
対してDTFは、綿素材はもちろんポリエステルやナイロン素材にもプリントができます。素材を選ばないというのがDTFプリントのメリットです。
風合いもインクジェットの方が柔らかい
シートを圧着している性質上、どうしても貼り付けた感じの肌触りにはなってしまいます。それに対してインクジェットはプリント部分の肌触りがいいため、着心地を損ないません。
ぼかしが入るようなデザインは不向き
DTFは境界線がくっきりとしたデザインを得意としています。しかしぼかしが入ったイラストなど、境界線がボヤけているデザインは不向きです。その場合はインクジェットを選ぶことで、綺麗にプリントできます。
熱転写プリント
どちらも熱を利用した転写ですが、DTFはデザイン部分のみを圧着するため、フチがなく自然な仕上がりになります。また貼り付け感がないところも特徴です!
DTFプリントのメリット・デメリット
メリット
- 小ロットでもリーズナブルに作れる
- フルカラー対応、はっきりとした色の表現に優れる
- フチがなく自然な仕上がりにできる
小ロットでもリーズナブルに作れる
専用のシートにプリントして圧着するため、版を作る必要がありません。そのため少数枚でもお安く作ることができます。
はっきりした色の表現に優れる
DTFはフルカラープリントに対応しています。境界線がはっきりとしたデザインの表現にすぐれており、複雑で繊細なデザインでも色鮮やかに美しく表現することが可能です。
フチのない自然な仕上がり
これまでの転写プリントに比べて、フチがなく自然な仕上がりが期待できます。一部生地にプレス圧着の痕が残ることがありますが、洗濯すると消えますのでご安心ください。
デメリット
- 平らな面のみプリントが可能
- 境界線がボヤけたデザインは不向き
- 自然な風合いは難しい
プリントは平らな面のみ
熱によるプレスが必要なため、プリントできるのは平らな面のみです。縫い目やジップの上には上手に圧着することができません。そういった全面へのプリントを希望するなら、他のプリント方法を選びましょう。
ぼかしのデザインは不向き
メリットで記載した通り、境界線がくっきりとしたデザインは得意です。しかしケムリのようなぼかしやふわっとしたデザインの表現は不向きと言えます。ぼかしを表現したいならインクジェットプリントがおすすめです。自然な風合いは難しい
圧着しているという性質上、プリント部分にはどうしても貼り付けた感じが残ります。そのため通気性には欠け、触り心地が自然とは言えません。
プリント部分の柔らかな、自然な風合いを求めるなら、インクジェットかシルクスクリーンがおすすめです。少数枚またはフルカラー希望ならインクジェットを、大ロットかつ色が少ないデザインならシルクスクリーンを選びましょう。
DTFプリントの耐久性は?
洗濯に対する強度は高め
従来の転写プリントに比べて、摩擦や洗濯に強く、色落ちやひび割れもしにくいのが特徴です。とはいっても長年使い続けたり雑に扱えば、どんどんと劣化していきます。
お手入れ時に気をつけるべきこと
- 洗濯時はプリント部分を裏返し、洗濯ネットを使う
- アイロン時はあて布必須
- 乾燥機やドライクリーニングは使わない
- 日陰で干す
- 濡れたまま放置しない
これらは基本的にほとんどのオリジナルTシャツに言えることです。なかでも気をつけたいのがアイロン。プリント部分に直接アイロンをかけると、プリント部分が溶け出します。クッキングシート等のあて布をした上でアイロン掛けを行いましょう。
DTFプリントならタカハマライフアートにお任せください!
今回はDTFプリントについて解説しました。繊細な色の表現に優れたDTFプリント。熱による圧着でありながら、従来の転写プリントのようなごわごわ感も軽減されています。
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