近年ではオリジナルTシャツを制作できるサービスが増えてきて、気軽に好きなデザインのTシャツを楽しめるようになりました。大手アパレル・ユニクロでも、オリジナルTシャツ制作サービス「UTme!」を2014年からスタートしており人気を博しています。
しかし、これから利用したいと思っている方の中には「普段から利用しているユニクロでオリジナルTシャツを作りたいけど、どうやったら作れるのかいまいちわからない」「ユニクロのオリジナルTシャツを作りたいけど、デザインの著作権はどうなってるの?」など、ユニクロのオリジナルTシャツについて詳細な情報をあまりわかっていない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ユニクロのオリジナルTシャツの作り方を解説します。ほかのサービスとの比較や気になる著作権に関してなど、さまざまな情報をわかりやすくシンプルにまとめているので、ぜひ興味のある方は読んでみてください!
ユニクロオリジナルTシャツサービス・UTme!とは?
「UTme!」とは、ユニクロが提供するオリジナルTシャツ提供サービスです。2014年からサービススタートして以来、たくさんのオリジナルTシャツを作ってきました。サービス名の「UT」はユニクロ内のプリントTシャツの総称で、UTブランドの派生として「UTme!」を展開しています。
ユニクロオリジナルTシャツの作り方・注文方法
「UTme!」のオリジナルTシャツは、ウェブサイトもしくは専用アプリ上から作成しオーダーできます。こちらの記事では主にウェブサイトでの作り方を紹介しますが、アプリでのオーダーの流れも大きくは変わりません。
アプリでのオーダーの特徴としては、最初にアプリをダウンロードする手間があること、デザイン時の直感的な操作が可能なこと、アプリならではのデザイン機能が少し搭載されていることなどです。ウェブサイトとアプリどちらでオーダーするかは、自身のネット環境や好みで選んでください。
さて、Tシャツを作るにはまずウェブサイトの「つくる」から、作成するアイテムを選択してください。選択できるアイテムは大別して以下の計8種類です。ベーシックTシャツやスウェットなどがありますが、各アイテムの中でも迷ってしまうくらい細かく種類がありますので、非常にアレンジ度が高く好みのオリジナルTシャツを作りやすいでしょう。
- ベーシックTシャツ
- ドライカラーネックT(半袖)
- カラークルーネックT(KIDS)
- ソフトタッチクルーT(長袖)
- スウェット
- スウェットフルジップパーカ(バックプリント)
- トートバッグ
- ミニトートバック
アイテムを選択したら、ホワイトやブラックなどの下地のカラーを選びます。アイテムとカラーまで選択すると、いよいよデザインを決めていきます。
デザインから注文まで
「素材を追加する」から以下のどれか選んでください。
- 画像・写真を追加
- テキストを追加
- コラボスタンプを追加
- オリジナルスタンプを追加
「画像・写真を追加」では自分で撮影した画像やイラストデータなどを読み込んで、サイズや配置などを自由に決めて配置できます。「テキストを追加」では文字のフォントやサイズ、色などを指定して配置可能です。「コラボスタンプを追加」や「オリジナルスタンプを追加」では、『ワンピース』や『たまごっち』といったサービス内でコラボ中の人気作品・キャラクターなどの中から好きなスタンプを選べます。
テキストやスタンプなどの素材と、そのサイズや配置決めが完了したら「次に進む」で最終的なデザインを確認して完了してください。このデザイン決めの工程が完了すれば、あとは普通のネットショッピングと同様にアイテムのサイズを選択して注文完了です。
なお、このサイズ選択時点で、アイテムと下地のカラーを改めて選択できます。デザインを決めているときに、カラーなどを変えたくなった場合でも安心ですね。
注文から届くまで
「UTme!」のオリジナルTシャツは、注文からいったいどれくらいで手元に届くのでしょうか。ウェブサイト上では「通常、ご注文の翌日から最短3日でお届けいたします。
※状況によっては5~7日前後でお届けする場合がございます。」と記載されています。口コミなどを確認してみると、どのユーザーもおおむね一週間以内には届いているようです。オリジナルTシャツは届くまで2週間ほどかかるところもある中で、ユニクロを利用すれば非常に早くオリジナルTシャツを入手できるみたいですね。
プレゼントやイベント用など急にオリジナルTシャツが欲しくなったときでも、比較的利用しやすいオリジナルTシャツサービスといえましょう。
料金はいくらくらい?
料金はアイテムやカラー、デザイン案などで変動しますが、一般的な白Tシャツの場合は1,990円(税抜)ほどで作成可能です。ユニクロのTシャツとそこまで変わらない料金でオリジナルTシャツが作れるのはお得かもしれません。
ほかサービスとの比較
ここからは「Up-T」と「TMIX」という2つのサービスを例に、ほかのオリジナルTシャツ制作サービスの特徴や「UTme!」との違いなどについて解説します。
Up-T・TMIX
「Up-T」と「TMIX」は、ともにオリジナルTシャツ作りを手掛けている人気のサービスです。「Up-T」や「TMIX」の特徴としてまず紹介しておきたいのが、オリジナルTシャツ作成の料金が安いことです。「Up-T」は1枚当たり1,000円(税抜)ほど、「TMIX」は1枚当たり1,990(税込)でオリジナルTシャツを作れます。また、クラスTや団体用など数十枚以上の大口発注の場合は割引されて、1枚当たり数百円で制作可能です。
このほか、ともにオーダーから即日出荷も可能なことや、カラーバリエーションが豊富なことも特徴です。出荷の早さやアレンジの豊富さはユニクロとそれほど差がないものの、料金に関しては「Up-T」や「TMIX」が勝っています。料金を抑えたい場合は「Up-T」や「TMIX」がおすすめです。
UTme!のメリット
ユニクロの「UTme!」を利用するメリットや、「UTme!」がおすすめなケースはどういったときなのでしょうか。まず、人気キャラクターのスタンプを利用したい場合は、ユニクロでオリジナルTシャツをオーダーするのがおすすめです。人気のキャラクターをオリジナルTシャツにデザインできるのは、コラボ相手が多いユニクロでしかできないメリットだといえるでしょう。
また、アプリでサクサクと直感的にデザインを決めていきたい場合も、専用のアプリがあるユニクロがおすすめです。ほかのオリジナルTシャツ制作サービスは、ウェブサイト上のみでしかオーダーできないところが多いため、パソコンを起動するのが面倒なときは「UTme!」のアプリでオーダーしましょう。
著作権について
「UTme!」ではオリジナルTシャツを作る際に、無断でブランド名を文字入れしたり、有名なキャラクターの写真を使用したりできるのでしょうか?気付いたら違法なオリジナルTシャツを着ていることにならないのでしょうか?
オリジナルTシャツ制作でよくある疑問ですが、少なくともユニクロに関しては安心して大丈夫です。注文後にユニクロ側でオーダーのデザインが著作権・肖像権に反していないか審査が入るため、違法なオリジナルTシャツが作られることはありません。もし、審査に引っかかった場合は、ユニクロからお断りのメールなどがくるようになっています。
また、自身でデザインしたキャラクターなどをオリジナルTシャツに反映した場合の著作権も、ユニクロの規定内で「投稿データの著作権はユーザーに帰属」とあるので心配無用です。
おわりに
ここまでユニクロのオリジナルTシャツサービス「UTme!」の利用方法や、ほかサービスとの相違点を解説してきました。「UTme!」はユニクロならではのオリジナルスタンプや専用アプリなど、いくつか魅力がありました。もし、気になった場合はウェブサイトかアプリで、自分だけのオリジナルTシャツをオーダーしてみてください!