みなさんの中にはコーデやヘアカラーなどを決める時に、トレンドカラーを重視する方も多くいらっしゃるでしょう。トレンドカラーにはコーデに取り入れるだけで、一気にオシャレな雰囲気を作れるという魅力があります。

ところで、そんなトレンドカラーは毎年(毎シーズン)、誰がどのように決めているのでしょうか。今回は、トレンドカラーの裏事情について解説します。

記事後半には毎年トレンドカラーを発表しているパントン社や、2023年のトレンドカラー「ビバ・マゼンタ」についても紹介しますので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。


トレンドカラーってどうやって生まれる?

様々なメディアで見聞きする機会が多い「トレンドカラー」ですが、実際のところどのようにトレンドカラーは生まれるのでしょうか、そして誰がトレンドカラーを決めるのでしょうか。

いわゆる「トレンドカラー」とは、日本語に訳すると「流行色」です。ファッションやヘアカラーなどのカラーを指すことが多く、最新のトレンドカラーをちょっと取り入れるとグッと今っぽい印象に変わる魅力があります。

毎年のように「今年のトレンドカラー」が発表されますが、その色は実際のところ1~2年前くらいからファッション業界で決められています。ファッション業界のデザイナーが「トレンドカラーを取り入れた服」を作り、業界全体の利益を高めるためには、トレンドカラーを発表する前に決めておかないといけないからです。

具体的には業界向けトレンドカラーの「素材展示会」が、先んじて1~2年前くらいに開催され、そこから着想を得てデザイナーたちがアイテムを作っていきます。

有名なトレンドカラーとその選考組織

トレンドカラーがファッション業界で早めに決められていると紹介しましたが、それではデザイナーやプロデューサーたちはどういった組織が発表したカラーを参考にして、トレンドに沿ったアイテムを作っているのでしょうか。

ここからは有名なトレンドカラーと選考組織を紹介します。今回は世界的な影響力を持つ国際流行色委員会(International Study Commission for Color)と、国内ブランド向けに動いている日本流行色協会(JAFCA)の2つを取り上げます。

トレンドカラーの裏事情を知りたい方はぜひチェックしてくださいね。

国際流行色委員会(通称・インターカラー)の特徴

インターカラーは色彩情報のリサーチと開発の場として、ファッション業界のプラットフォームの役割を果たしている国際組織です。1963年にフランス・スイス・日本が主導して発足したのが始まりで、2021年時点で17ヵ国が加盟するほど国際的な組織に成長しています。

インターカラーの選考過程

インターカラーでは年に2回、6月・12月に開催する「Intercolor Congress」という会議にて、2年後に「流行らせたい色」を決定します。6月の会議では春夏向けのカラー、12月の会議では秋冬向けのカラーを選定し、季節に合わせた流行色を発信していくのです。

現在、多数の国が加盟国として参加しているので、各国の代表団体が選んだ色を会議に持ち込みプレゼン、議論を重ねたうえでインターカラー共通のトレンドカラーを選出します。

このインターカラーで選ばれた「流行らせたい色」は、ファッションアイテム・化粧品・工業用品などを手掛ける業界に大きな影響を与え、自然と社会全体のトレンドを生み出していくのです。

一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)の特徴

JAFCAは日本向けのトレンドカラーを議論・発表する組織で、国際的な組織であるインターカラーとは独立したグループになります。

日本の豊かな色彩生活やカラーデザインの向上を目指して、1953年に設立されました。歴史自体はインターカラーよりも古い団体になります。インターカラーの創立メンバーに日本がいることを考えると、日本は色彩やファッションの文化的な醸成に活発的に動いていたと考えられるかもしれませんね。

独自の視点もプラス!JAFCAの選考過程

JAFCAではインターカラーによってトレンドが発表されると、色彩動向調査・社会動向を独自に研究して「JAFCAファッションカラー」を選定・発表します。国内事情に合わせた独自の調査も選考過程で含まれるため、インターカラーの半年後に発表となることが多いようです。

JAFCAではシーズン毎に、レディースとメンズ向けのカラーをそれぞれ発表します。例えば、2022年の春夏向けのテーマカラーは「“Breathing” ブリージング(深呼吸)」で、コロナウィルスの流行による息苦しい世間で、「深呼吸」して安らぎが訪れるようにと願いを込めています。

2023~2024年の秋冬テーマは「I AM BECAUSE YOU ARE 私はあなただから」

ポルトガルのアフリカ哲学を参考にして選定したテーマです。宇宙・地球・自然、そして人類の抱える様々な問題、喜び・輝きが、すべて他人事でなく自分と関係あるものだと定期。このテーマに沿ったカラーは「ダークカラー」だそうで、環境やライフスタイルの問題を解決していくために必要な色といえます。

これまでのテーマカラーと同様に、JAFCAの「社会情勢を考慮しつつ、テーマとカラーを決めていく」という特徴が色濃く反映されていますね。

公式サイトはこちら

【カラー・オブ・ザ・イヤー】パントン社による2023年トレンドカラー

最後に、民間企業「パントン社」が発表している「カラー・オブ・ザ・イヤー」について紹介します。

インターカラーやJAFCAのような大規模な非営利団体の決定するトレンドカラーに負けず劣らず、世界中のファッション業界・アパレル業界で注目されているパントン社の「カラー・オブ・ザ・イヤー」とはどのようなものなのでしょうか。

トレンドカラーを発表しているパントン社とは?

パントン社(pantone)とはアメリカのニュージャージー州に本社を構える「色見本」の会社で、インターカラーとは異なった独自のトレンドカラーを選定しています。

1962年に化粧品メーカーへ色見本帳を印刷する会社を母体にして創業し、1985念い独自の研究施設「パントン・カラー研究所(Pantone Color Institute)」を設立します。2010年に開発・発表した「パントン・マッチング・システム(Pantone Matching System、略称 PMS)」は、グラフィックデザイン・印刷・マルチメディア・Webなどの業界で信頼されており、業界の標準となっているほどです。

カラー・オブ・ザ・イヤーとは?

そんなパントン社では2000年から「カラー・オブ・ザ・イヤー」をスタートさせ、現在まで毎年独自のトレンドカラーを発表してきました。

毎年12月に「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」の中で翌年のトレンドカラーを発表しており、その影響力・話題性は国際的な視点で選ばれたインターカラーなどとも見劣りしません。

最新のトレンド分析とこれまで歴史で蓄積されてきた色彩情報を活かして、たしかなニーズのあるトレンドを打ち出すことに長けています。ファッション・アパレルはもちろん、グラフィックデザインやインテリア業界などにも影響を与えている企業です。

2023年のトレンド「ビバ・マゼンタ」の魅力とは?

パントン社が「カラー・オブ・ザ・イヤー」で、2023年のトレンドカラーに指定したのが「ビバ・マゼンタ」でした。「躍動感に満ちた色で、強さの新しいシグナルを表現している。大胆不敵で活気に満ちた脈打つ色が、楽しさや喜びを促進させてくれる」などと、パントン社はビバ・マゼンタについて説明します。

このビバ・マゼンタはコーデに取り入れるだけでインパクト絶大です。トップス・パンツなどの一部のアイテムに取り入れるだけで、パワフルで前向きな印象を与えてくれます。例えばブラックやグレーといったダークカラー(モノトーンカラー)でまとめているコーデに、差し色として取り入れると一気に華やかな印象になるでしょう。

パントン社が指定したことによって、各ブランド・メーカーからはビバ・マゼンタのアイテムは多くリリースされているので、コーデに悩んだらビバ・マゼンタを取り入れてみてはいかがでしょうか。

【トレンドカラーTシャツにオリジナルデザインを!】おすすめオリジナルTシャツ

最後に、当サイトで取り扱っているオリジナルTシャツを紹介します。トレンドカラーをカバーしているアイテムなので、流行を抑えたTシャツコーデを作りたい人におすすめです。

Tシャツを下地にして、オリジナルなデザインを入れられるのも大きな魅力。オリジナルTシャツをゲットしたい場合にもぜひ!

オシャレなトレンドカラーをラインナップ「5.6オンス ヘビーウェイトTシャツ」

デニムカラーやライトピンクなど、フレッシュでトレンドチックなカラーが揃っています。サイズ展開も幅広く、誰でも着こなしやすいアイテムです。初めてのオリジナルTシャツ作りにもおすすめ!

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高品質なトレンドカラーシャツが作れる「5.6オンス ハイクオリティーTシャツ」

トレンドカラーを中心にカラー展開が豊富なだけでなく、着心地や素材感にもこだわったTシャツです。首周りがヨレにくい作りなので、洗濯の繰り返しも怖くありません。年中着続けたいNo.1アイテム!

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2024年も要注目!トレンドカラーを追ってファッションの奥深さを知ろう

今回はトレンドカラーについて解説しました。トレンドカラーはいくつかの組織が決定して、デザイナー・プロデューサー・ディレクターなどが参考にしてアイテムを作っていくことで普及していきます。

今年はパントン社が選定した「ビバ・マゼンタ」などに注目しつつ、最新のトレンドカラーをコーデやヘアカラーに取り入れてみてはいかがでしょうか。