プリントTシャツのデザインが剥がれる原因は？修復方法を紹介

はじめに

プリントTシャツは自分の個性やオシャレをアピールできることもあって、幅広い世代に人気なファッションアイテムです。

しかし、着用や洗濯を繰り返していると、プリントデザイが徐々に剥がれてしまい、せっかくのオシャレが楽しめなくなります。

そこで今回は、プリントTシャツのデザインが剥がれる原因や防止方法を紹介します。記事後半では剥がれてしまった時の対処方法も紹介しているので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プリントTシャツのデザインが剝がれる原因

まずは、プリントTシャツのデザインが剥がれてしまう原因を紹介します。紹介している内容の中で、普段の使い方で当てはまるものがあれば直すようにしましょう。

剝がれやすいプリント方法を使っているから

プリントTシャツのデザイン部分は、様々なプリント方法が用いられています。その中には剥がれや割れが起こりやすいものがあるので、もし長く使いたい場合は剝がれやすいプリント方法を使っているTシャツは避けましょう。

プリントTシャツの中でも、特に「シルクスクリーン」と呼ばれるプリント方法を使っているアイテムは剝がれやすいとされています。インクをTシャツに厚く塗っているため、生地自体にプリントが染み込んでいないため剝がれやすくなっているのです。

プリント方法それぞれにメリット・デメリットがありますが、長持ちを重視する場合はシルクスクリーン仕様のプリントTシャツはおすすめしません。

剝がれやすいデザインを使っているから

プリントTシャツには様々なデザインが施されていますが、そのデザインのスタイルによって剥がれやすさ・劣化のしやすさは大きく異なってきます。

例えば、細く・小さいプリントデザインは、太く・大きいプリントデザインよりもかなり剥がれやすいです。 細く繊細なデザインは、些細な衝撃・摩擦でプリントの端から剥がれていってしまうので気を付けてください。

洗濯の摩擦で剥がれるから

プリントTシャツに限らずですが、洗濯は繰り返すことでアイテムを劣化させてしまいます。洗濯機が稼働中、ほかの衣類と擦れるたびにプリントTシャツのデザイン部分は傷つけられているのです。 お気に入りのプリントTシャツを、ほかの大量の衣類と一緒に毎日洗っている人は注意が必要です。

また、洗濯機と同じく乾燥機も摩擦が起こりやすいため、プリントTシャツに対しての使用は好ましくありません。

普段の使い方が荒いから

プリントTシャツのデザイン部分は基本的に繊細な箇所のため、普段の使い方が荒いと簡単に剝がれてしまいます。

例えば、洗濯終わりに干すとき縦や横に引っ張ってしまうなど、Tシャツにストレスの加わる動作を繰り返しているとプリントは剥がれてしまうでしょう。

経年劣化しているから

プリントTシャツは基本的に消耗品なので、どれだけ丁寧に扱っていても徐々に経年劣化してしまうものです。プリント部分のみならず、生地部分も着用回数・年数によってどうしても経年劣化してしまいます。

どれだけ良いプリント方法を使って、どれだけ高品質な素材・生地を使用したTシャツでもいつかは劣化するので、劣化を感じたら寿命だと思って諦めましょう。

プリントTシャツのデザインが剝がれるのを防止するには？

つぎにプリントTシャツのデザインが、剥がれないようにするための防止策を紹介します。防止策をあらかじめ知っておいて、プリントTシャツを長く着用できるようにしていきましょう。

摩擦が起こりにくい洗濯方法を心がける

プリントTシャツが劣化する大きな原因は、洗濯機内でほかの服と擦れて摩擦が起きることです。そのため、洗濯機で洗う際はネットに入れたり、おしゃれ着洗いにしたりして摩擦のリスクを軽減しましょう。

時間がある際は、洗濯機ではなく手洗いでやさしく洗うのも長持ちに効果的です。

乾燥機を使わない

乾燥機を使わないのもプリントTシャツを長持ちさせるコツです。乾燥機は摩擦が起きるほか、高温での乾燥処理によってもプリントを剥がしてしまうので、可能な限り使わずに自然乾燥をおすすめします。

デザインに負担のかからない収納方法に変える

防止策として意外と有効なのが、収納方法を工夫することです。プリント部分にたくさん折り目がつく収納をしていると、プリントの剥がれにつながります。

折りたたんで収納する際は、できるだけプリント部分に折り目が付かないように工夫しましょう。

プリントTシャツのデザインが剝がれた時の対処方法

最後にプリントTシャツのデザインが剥がれた時の、対処方法をいくつか解説します。もし、大切なアイテムが剥がれてしまったら参考にしてください。

Tシャツ向けの布用グッズで修復する

酷い剥がれや割れではない場合、専用のグッズを活用すれば自分で修復できます。例えば、手芸店・ホームセンターなどで売っている「布用ボンド」は、僅かに剥がれているプリント部分の補修に最適です。

また、同じく手芸店などで取り扱っている「布用ペン」は、剥がれの接着補修で対応できない部分に向いているグッズになります。Tシャツへ直接色を塗ることで、違和感なく修復できるのでおすすめです。

布用ペンが用意できない場合は、アクリル絵の具を使った修復方法もあります。耐水性がある絵の具なので、数回程度は洗濯にも耐えられますよ。もちろん、布用ペンやアクリル絵の具で修復する時は、色選びをきちんとしておかないと違和感のある仕上がりになるので注意してくださいね。

アイロンを当てて接着させる

プリントTシャツの修復方法として最も身近なのが、アイロンを当てて接着させるというものです。アイロンを使用するのは、熱を使ってプリントするタイプに有効な方法になります。アイロンで再度熱を加えて圧着することで、プリントを違和感なく修復できるのです。

なお、剥がれた部分に接着剤の成分が残っている場合のみ有効のため、接着剤がもうなくなってしまっている場合は修復できません。 アイロンで圧着する場合は、インクがアイロンに移らないように必ずあて布してから行ってください。

また、色ムラを避けるために、剝がれていない部分もしっかりとアイロンしていくのがポイントです。

修復専門業者やアレンジ・リメイクサービスに依頼する

プリントTシャツが経年劣化したケースや、プリントデザインが酷く剥がれてしまっている場合は、お直しやアレンジのプロに相談するのもおすすめです。自分ではどうにもならない剥がれでも、プロなら可能な限り直してくれるでしょう。

また、Tシャツとしてもう使えないものでも、ファッション小物や生活雑貨としてリメイクしてくれるサービスもあるので、そういったサービスも検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はプリントTシャツの剥がれに関する修復方法などを紹介しました。Tシャツのプリントは日頃の扱い方で寿命が大きく変わりますので、長持ちさせたい場合は大切に着用していきましょうね。