タオルの毛羽落ち対策!洗濯ポイント&新品タオルを使う前にしたいこと - タカハマライフアート

毎朝顔を洗った後に顔を拭いたり、お風呂の後に身体を拭いたりする時に、何か気になることはありませんか?

例えば、顔や手、身体にタオルの繊維や糸くずが、ペタペタと引っ付くことです。

キレイに洗った後に肌に繊維が付いて何とも気持ち悪いですよね…

タオルは綿を筆頭にさまざまな繊維を原料に作られたパイル織物です。

タオルの性質上、使い続けるとどうしても、小さく短い繊維(毛羽)の抜け落ちが避けられず、柔らかい肌触りのタオルほど抜け落ちる毛羽量が増える傾向があります。

この記事では、このタオルの毛羽落ちに対処する方法や、毛羽落ちしにくいタオルの特徴などをご紹介します。


毛羽落ちとは?どうしてタオルは毛羽落ちするのか

冒頭でも記載した通り、タオルは繊維を織り合わせて作られた織物です。タオルから細かい繊維や糸くずが抜け落ちる現象を『毛羽落ち』と言います。

タオルが毛羽落ちする原因はいくつかありますが、主な原因は『摩擦』です。

タオルに使用されている主な素材は綿です。綿に負荷をあたえるような使い方や洗い方をすると、繊維どうしで摩擦が生じ、繊維が抜け落ちます。

また、風に向けて直接日光を当てるなどの乾かし方でも、毛羽落ちしやすくなると言われています。

これらの原因を避けるには、タオルの適切な洗い方や乾かし方を行うことが重要となります。

タオルの毛羽落ちを防ぎたい!タオルを洗濯する時の4つのポイント

タオルの毛羽落ちの主な原因は『摩擦』です。

タオルの寿命は30〜40回の洗濯(週1回使用する場合7〜10ヵ月前後)が目安と言われています。

肌触りが固くなってしまったり、漂白剤を使用するとさらにタオルの寿命は縮まります。

そのため、タオルにあった洗い方をすることで毛羽落ちを防ぎ、長持ちさせていきましょう!

1:たっぷりの水で洗う

水の量が少ないと、洗濯の際に繊維の隙間の毛羽が十分に落とされず、洗濯機のくず取りに回収できません。そのため、何度洗っても毛羽が残った状態になってしまうので、衣類が泳ぐくらいの水量で洗うようにしましょう。

また、たっぷりの水で洗うメリットは、タオルの風合いを守ってくれることです。水量が少ないと他の衣類とこすれあってしまい、タオルの繊維を傷つけてしまいます。タオルのふんわりとした風合いを守り、汚れをしっかりと落とすためにも、たっぷりの水で洗うようにしましょう。

2:洗濯ネットに入れて洗う

他の衣類と絡まったり、擦れてほつれてしまうのを防ぐためにも、洗濯ネットにタオルを入れて洗うと良いですよ。毛羽が抜け落ちやすいタオルだと、洗濯の際に他の衣類にタオルの毛羽が付着し汚してしまいます。毛羽落ちを防ぐためにも、洗濯ネットを活用していきましょう。

3:柔軟剤の使用は極力控える

ふんわりとした風合いを出すために、柔軟剤を使用している方も多いと思います。

実はタオルにとって、柔軟剤の主成分である界面活性剤は、繊維の表面が滑りやすくなってしまい、摩擦に弱くなります。摩擦に弱くなることでタオルの耐久性が落ち、毛羽を発生させる原因となってしまいます。

他の衣類と合わせて洗っている場合、柔軟剤を使用しないのは難しいと思うので、柔軟剤の量を極力控えて洗うようにしてみてください。

4:風通しの良い場所で陰干し

乾燥機、自然乾燥、どちらでも構いません。濡れたままタオルを放置するのはNGです。

タオルにとって理想的な干し方は、風通しの良い場所で陰干しをすること。

直射日光は、どんな繊維でも劣化の原因となるため、できるだけ避けるようにしましょう。

おろしたての新品タオルを使う前にしたいこと

ここで新品タオルを使う前にしておきたいことを紹介します。タオルを快適に使うためにチェックしておいてください。

新品タオルの糸くずが落ちやすい理由と対策

新しいタオルを使おうとした時、普段使っているタオルより、肌に糸くずや毛羽が付くと感じることはないでしょうか?

新しいタオルの方が、糸くずや毛羽がより肌に付くと感じる感覚は、実は正解なんです。

とくに購入直後の新品のタオルは、製造過程で取りきれなかった毛羽が数多く繊維に絡まっており、タオルを一度も洗わずに身体を拭くと、摩擦でその毛羽がポロポロと抜け落ちます。

さらに、お店で陳列している間にも、糸くずやホコリがタオルに付着します。

以上のことから、新品のタオルを使う前には、たっぷりの水で洗濯するようにしましょう。

新品のタオルの洗濯で気を付けること

その際に注意して欲しいことは、新品のタオルは毛羽落ちしやすいため、他の衣類と一緒に洗うことを避けると良いですよ。

洗濯するメリットは、タオルに付着した糸くずやホコリを落とすことですが、綿組織を引き締める作用もあり、毛羽落ちにくくしてくれます。

3〜5回の洗濯で毛羽落ちは徐々に落ち着いてきますが、それでも毛羽落ちがおさまらない場合は、この記事でご紹介した『タオルを洗濯する時のポイント』を試してみてくださいね。

“毛羽落ちしやすいタオル”と“毛羽落ちしにくいタオル”

タオルの中でも、“毛羽落ちしやすいタオル”と“毛羽落ちしにくいタオル”があります。

どうしても毛羽落ちが気になる場合は、毛羽落ちしにくいタオルに変えるのも1つの手段ですよ。

毛羽落ちしやすいタオル

パイルカットタオル/ループカットタオル

繊維を丸くループ状に織ったなった部分をカットした生地で作られたタオル。

軽くてかさばらず、肌触りが滑らかで光沢感もあり、ちょっとした高級感があります。ループ状にした部分をカットするため、糸が抜け落ちやすく、毛羽落ち量が多いです。

無撚糸(むねんし)タオル

タオルの材料になる綿を撚(よ)らずに糸にしたもので織ったタオル。

ねじりを完全に無くすことで、綿本来のふんわりした風合いになります。

吸水性や保温性は高いのですが、撚りが無い分繊維どうしのつながりが弱まり、洗濯した際の毛羽落ち量が増えて、耐久性が低くなります。

毛羽落ちしにくいタオル

ガーゼタオル

粗めに平織りしたガーゼ生地を使用したタオル。

薄くかさばらず、肌触りがとても良いのが特徴です。また、粗めに織っているので、通気性がよく吸水性が高いです。繊維が引っかかると胃とかほつれて穴になってしまうため、洗濯ネットに入れて洗いましょう。

ワッフルタオル

表面がワッフルのようにボコボコとした、四角形のマス型になった生地を使用したタオル。

薄くかさばらず、肌触りがとても良い他に、毛羽落ちの心配がないことが特徴です。

立体的に織られているため、糸が引っかかりやすくほつれやすいため、洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。

固めの綿タオル

タオルの材料になる綿をしっかりねじって糸にしてもので織ったタオル。

表面はパイル地になっており、吸水性が高いです。ただし肌触りが固いため、肌触りが気になる場合は、ガーゼタオルやワッフルタオルを選ぶと良いですよ。

ループをひっかけてしまうと、糸が抜けてほつれてしまうため、ほつれ部分をハサミで切り、ほつれがひどくならないようにしましょう。

今は色んなメーカーやブランドにて改良が重ねられ、毛羽落ちに配慮したタオルが販売されています。自分のライフスタイルや好みに合うモノを選び、快適な日常を過ごしましょう!

【おすすめアイテム紹介!】抜群の使い心地の今治ミニタオル

綿100%で作られた最高品質の今治タオル。生産過程で不要な細かい毛羽が除去されているので、洗濯に強くなっています。長持ちするミニタオルが欲しい場合はおすすめです。

なお、オーダー時にオリジナルデザインを入れられるのも嬉しいポイント。世界で自分だけのタオルをゲットしてください。

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毛布落ちをできるだけ防いでタオルを長持ちさせよう

タオルの毛羽落ちを完全に防ぐことは難しいです。中でもとくに、おろしたての新品のタオルは毛羽落ちを起こしやすくなっています。身体を拭いた時に、肌に糸くずが付くとやっぱり気になりますよね。日常的に使うタオルだからこそ、毛羽落ちを減らして心地よく使いたいものです。

そして毛羽落ちを減らせば、タオルは長持ちしやすくなります。

ぜひ気になった方は、この記事でご紹介した内容を試してみてくださいね。

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