長年愛用し続けた結果着られなくなったTシャツ、皆さんはどうしますか?
不要になったのであれば、燃えるゴミやリサイクルに出す方が多いでしょう。しかしお気に入りだから、思い出があるから捨てづらい、捨てるのがもったいない、まだ手元に置いておきたいということもあるかと思います。
Tシャツとしては不要だけど捨てたくないという方は、リメイクして別のアイテムに生まれ変わらせるというのはいかがでしょうか。
今回はそんなお気に入りのTシャツを巾着袋にリメイクする方法をご紹介します。 ミシンがなくても手縫いで簡単にリメイクできる方法や必要なもの、注意点を掲載しております。
もう着ないけど柄が気に入っている、リメイクに興味がある方はぜひ参考にしてください!
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ミシンなしでも簡単に巾着袋へリメイクする方法
裁縫や衣類のお直しに有用なミシンですが、持っていないご家庭も多いでしょう。そこで針と糸を使って手縫いでリメイクする方法をご紹介します!
特別に必要なものが少なく、100均でも揃えられる物ばかりなので、思い立った日に完成させてしまうことも可能です。
必要なもの
・リメイクに使うTシャツ1枚
・裁縫針
・糸(目立たない色がおすすめ)
・裁ちばさみ
・糸切りばさみ
・巾着用の紐
・定規
・チャコペン(あると綺麗な仕上がりになる)
裁縫針は細く短めの針がおすすめ
裁縫針は長さ、太さともに様々なものがあります。太さは厚い生地を縫うなら太いものを、薄い生地を縫うなら細いものを選びます。
長さは荒く縫うなら長め、細かく縫うなら短めの針です。 Tシャツは薄手なものが多く、今回は細かく縫いたいので、短く且つ細い針を選んでください。色々な長さ・太さの針が1つになった商品を購入すれば、縫いやすさや作業のしやすさを確かめながらリメイクすることが可能です。
紐は巾着袋のサイズの3倍×2本
巾着袋に使う紐の長さは、袋の大きさによります。例えば15cmの巾着をつくるなら、15×3で45cmの紐が必要です。3倍の長さの紐を、2本ご用意ください。
定規やチャコペンがあれば綺麗に作れる
Tシャツ、針と糸、布を切るハサミは必須ですが、定規やチャコペンは必須ではありません。しかし綺麗に線を引いてから切ったほうが、仕上がりが綺麗になります。
チャコペンとは裁縫時に使用するペンで、今回は定規で直線を引くために使用します。「線が残ってしまうのでは?」と思うかもしれませんが、塗った後に裏返すので線が表にでることはありません。自然に消えるものもあれば、水や熱で消えるものもあるので、どうしても気になる方は消しておきましょう。
リメイクの手順・流れ
ここからはリメイクの手順や流れを解説します。
リメイクの時に参考になりそうな動画も紹介しますので、この記事で紹介している手順とともに参考にしてみてください。
1.布を切る
Tシャツを作りたい巾着袋のサイズに合わせてカットします。
実際に作りたいサイズに、縫い代1cmを追加したサイズで裁断してください。この時定規とチャコペンがあれば、先に採寸してチャコペンで線を引いてから裁断しましょう。
なお巾着袋に使う布は、前側と後ろ側の2枚が必要です。Tシャツの前と後ろを同じサイズに裁断して2枚用意してください。
同じTシャツから、紐を通す部分のパーツを切り出します。幅は巾着の幅+2cm程度、縦幅は紐の太さに合わせて用意しましょう。
太すぎなければ、5cmほどあれば十分です。紐の太さに合わせる場合、縫い代として2~3cm余分に切り出します。こちらも2枚ご用意ください。
2.紐を通す部分を縫う
まず、紐を通すパーツを縫います。パーツの短い辺を5mm~1cm幅ほどで三つ折りにして縫います。三つ折りにした結果、巾着用の布より少しだけ短くなるのが理想です。
短い辺を縫ったら、次に巾着用の布とパーツを縫い合わせます。横長になるように縦に半分に切り、巾着用の布の裏側、上部の辺に合わせて縫い合わせてください。
これで紐が通せるようになりました。もう一枚も同様に行いましょう。
3.横と底を縫い合わせる
パーツを取り付けたら、袋になるように側面と底面を縫います。中表に合わせ、縫い代1cmのところをまっすぐ縫い合わせていきましょう。
サイズが大きいと大変ですが、できるだけ細かく縫ってください。 ズレてしまうのが気になるなら、まち針を用意しておくといいでしょう。縫い代部分につけておくと、完成した時に穴が気になるといったことは起こりません。
4.裏返して紐を通す
最後に裏返し、紐を通します。抜けてしまったズボンの腰紐などを使うと安く作ることができますし、Tシャツのデザインや色に合わせて用意するとより可愛く仕上がります。
紐を通す手順は以下のとおりです。
1.後側・左の口から紐を通し、右に出す
2.1の紐を折り返し、前側・右の口から紐を通し、左に出す
3.後側・右の口から紐を通し、左に出す
4.3の紐を折り返し、前側・左の口から紐を通し、右に出す
5.両サイドからでている紐の切り口2本を、同じ力加減で引っ張る
6.紐の端を結ぶ これで巾着袋の完成です!
ミシンを使って作ることも可能
今回は手縫いでも作れる方法を紹介しましたが、当然ミシンで作ることも可能です。上記の中で手縫いしていた部分をミシンで縫い合わせるだけ。
手縫いよりしっかり縫えるので、比較的丈夫に仕上がります。
レンタルミシンという手もある
ミシンは2万~5万円と決して安いお買い物ではありません。買う意思が明確にあるなら問題ないですが、使いこなせるか心配な方もいるでしょう。
そういった方にはレンタルで試してみるのがおすすめです。レンタルビデオのように3泊4日や7泊8日で借りることができ、店舗によりますが1週間で5000円程度になります。
Tシャツを巾着袋へリメイクするときの注意点
最後に布巾着リメイクの注意点をまとめておきます。上手にリメイクするために覚えておきましょう。
Tシャツの素材に注意
Tシャツによって素材や薄さは異なります。伸縮性のあるものだと、物を入れた時に伸びて形が崩れてしまうこともあります。
例えばポリウレタン素材が含まれるTシャツは、伸縮性に優れています。 やはり袋として使うなら、丈夫さもほしいところです。少し厚めで、伸縮性の少ない生地で作るといいでしょう。
重いものを入れすぎない
手縫いで作っているため、やはり店売りやミシンで作製したものに比べて耐久力は心配です。あまり重いものをいれてぶら下げると、底が抜けてしまったり布が破れる可能性もあります。
パンパンに詰め込む、重いものを入れる、ぶら下げて使用することは避けるとより長持ちしますよ!
Tシャツ以外でも作れる!
今回はTシャツを使いましたが、Tシャツ以外の布でも作ることは可能です。
ただ紐を通すパーツが厚手すぎると、巾着の上部だけ変に膨らんでしまうので注意しましょう。また布が厚手な場合は、針のサイズは太めのものを使用してください。
お気に入りのTシャツはリメイクでまだまだ楽しめる!
今回は、Tシャツをリメイクして巾着を作る方法をご紹介しました。着れなくなったTシャツをリメイクすることでまだまだ使い続けられます。お気に入りのデザインをまだまだ楽しめる、おすすめの方法です!
ミシンも不要なので、裁縫初心者でも簡単に作ることができます。着ないけど捨てたくはない、けどそのまま放置しておくのももったいない…という方は、ぜひ試してみてくださいね!