見落としがちだけど重要な、Tシャツのメーカーブランド

Tシャツは肌に直接触れる機会が多いので、お店で既製品を購入するときはブランドや素材をしっかり確認する方が多いでしょう。しかし、オリジナルTシャツを作るとなると、どうしてもデザインや価格の安さに気を取られて、Tシャツのメーカーブランドはうっかり見落としがちではないでしょうか?
素材となるTシャツは無地のものが多く、特にWEBサイトで見ると、違いがわかりにくいものです。今回は、オリジナルTシャツの素材として品質に定評のあるブランドをピックアップしてご紹介します。素材となるTシャツ選びの参考にしてください。

オリジナルTシャツのサイトオーダーはここに注意

激安をうたうお店のWEBサイトだと、Tシャツ本体の厚さや、ブランド名がはっきり掲載されていない場合もあります。一般的に白いTシャツの場合、一枚で着用して下着がすけない厚さの目安は5.5オンス前後。これ以下だと一枚で着用できず、夏場に重ね着が必要になる可能性もあります。
また、生地の品質が悪いと数回洗っただけで形崩れしたり、デザインの色あせが早かったりという残念なことも起こってしまいます。

高品質な素材にこだわる、おすすめブランド3選

日本製・海外製問わず、さまざまなメーカーがオリジナルTシャツの素材として用いられる無地Tシャツを製造しています。しかし、聞き慣れないメーカーも多く、WEBサイトで選択肢が出てきてもどれを選んでいいか迷ってしまうかもしれません。それぞれのメーカーに特徴があるので、着用シーンを想定しながら選ぶといいでしょう。

豊富なバリエーションで人気のPrintstar(プリントスター)

1981年に創業されたトムス株式会社が展開する、国内シェアNo.1の老舗のブランド。日本で初めてプリント用の無地Tシャツをつくった会社です。初めて作る人も安心して購入できる手ごろな価格が魅力。カラーやサイズ展開も他メーカーに比べて圧倒的に豊富なバリエーションがあり、ほとんどのオリジナルTシャツのお店で扱っています。迷ったらPrintstarを選ぶというのもいいでしょう。

自衛隊にも採用される耐久性、United Athle(ユナイテッドアスレ)

United Athleも、キャブ株式会社が展開するメイドインジャパンのアパレルブランド。Tシャツだけではなく、ポロシャツやスウェットパーカーなどさまざまな種類のプリント用無地ウエアをつくっています。「タフでなければ、製品でない」という企業理念のもと、型崩れしない耐久性に高い評価を得ており、自衛隊のアンダーウエアに採用されるほど。生地感や縫製など細部までにこだわっている作りが強みです。

スポーツ向けなら、GLIMMER(グリマー)

Printstarのトムス株式会社が展開する別ブランドで、アクティビティに必要な機能性を備えたスポーティーラインです。通気性・速乾性・伸縮性に優れたドライ生地や、UVカット機能を備えたTシャツなど、ハードなスポーツからウォーキングなどさまざまなアクティブシーンにマッチするラインアップ。最大33カラー展開で、特徴的な蛍光カラーやミックスカラーもあるので、スポーツチームのウエアや体育祭のクラスTシャツのように目立ちたいシチュエーションにも適しています。

PC不要!初心者でもロゴデザインは簡単にできる

専門知識やスキルが必要そうなオリジナルTシャツのデザインですが、PCすら使わなくても簡単にデザインする方法があります。

もちろんphotoshop(フォトショップ)や、illustrator(イラストレーター)といった有料デザインソフトがあれば緻密なデザインを描くことができますが、慣れるまで操作が難しいかもしれません。
そこでおすすめなのが、スマホのアプリを使ってオリジナルTシャツのデザインを作る方法。直感的に操作が可能なものばかりなので、初めての人でも簡単にデザインが作れます。スマホ上にデータを保存できるので、いくつかデザインをつくって仲間とデザインについて意見交換したりするのも楽しいですね。

デザインからプリント発注までスマホで完結、便利アプリ

デザインが作れるアプリはたくさんあり迷ってしまいますが、それぞれに得意とする分野があります。こちらで紹介するのは、アプリ上でデザインしそのままプリントのオーダーまでシームレスにできてしまう便利アプリ。とにかく簡単にオリジナルTシャツをオーダーしたい時におすすめです。

写真を使ったデザインなら、Snap Tee(スナップティー)

スマホで撮影した写真を活用して、簡単な操作でデザインが作れるアプリです。他のユーザーがつくったデザインを見ることができるので、まだデザインのイメージが固まっていない人はみるだけでも参考になるかもしれません。シンプルな操作性なので、難しい操作は一切不要。アプリの操作が苦手な人にもむいています。
その分、繊細な加工や調整は簡単なものが多いです。また、届くまで素材が確認できないのが懸念点ではあります。 

ユニクロブランドの安心感、UTme! (ユニクロ)

日本最大級のアパレルメーカー、ユニクロが運営しているアプリです。デザインからTシャツのプリントオーダーまで、スマホで完結します。素材となるTシャツはなじみのあるユニクロTシャツなので、品質が想像できるのが嬉しいポイント。
写真を使ったデザインのほか、文字やペイント、キャラクタースタンプを利用したデザインもできます。また、エフェクトを選択してスマホを振るだけで、簡単に加工ができる「シェイクしてリミックス」機能があり、デザインづくりそのものを遊びのように楽しめるそう。
ただ、フォントやレイアウトのバリエーションはそれほど多くはありません。

素材のTシャツも自分でしっかり選びたいなら、ロゴデザインアプリがおすすめ

デザインからオーダーまでできるアプリは便利ですが、素材となるTシャツが選べないので、高品質にこだわりたい時はデザインアプリを試してみるとよいでしょう。ロゴデザインといってもある程度のテンプレートがあり、フォント・図形・背景を自由に組み合わせていくだけなのでとっても簡単です。

ロゴデザインが豊富なLogo Maker(ロゴメーカー)

豊富なテンプレートが特徴で、デザインが初めての方でも利用しやすいアプリです。ロゴメインのオリジナルTシャツデザインを検討している人におすすめです。会員登録など使用前の面倒な手続きがないので、試しにロゴデザインアプリを使ってみたい場合にもよいでしょう。
ただ、海外製のアプリなので、表記は全て英語となっているところがネック。有料コンテンツも含まれているのでご注意ください。

日本語フォントが豊富なCanva(キャンバ)

ロゴデザインは英語をつかったテンプレートが多いですが、こちらのアプリは日本語フォントを生かしたテンプレートが充実しています。英語のフォントではカッコ良かったテンプレートが日本語だと残念なバランスになる、ということが防げます。無料のデザインプレートやフォントが豊富で無料でも十分デザインできますが、こちらも一部有料プランもありますのでご注意ください。

高品質で作りたいなら、プロにお任せ

アプリを使って自分でデザインを作るのは楽しく、かつ費用も抑えられます。
一方で時間もかかるし、実際にTシャツにプリントした時の発色や解像度など、少し注意が必要な点があるのも事実。そんな時、プロに相談できれば安心ですよね。
ヤフー知恵袋などでは「安いサイト」を尋ねる質問が多くありますが、プロにオーダーするメリットは安さだけではありません。お店によっては、無料でデザイン相談もしてくれるサービスがあります。デザインのイメージはあるけれど、アプリではうまく表現できない時などは、お店が強い味方です。
また、例えば刺繍などのように特殊なプリント加工では使用できる色の数が決まっている場合もあるので、気軽に相談してみるのもいいでしょう。

ポイントをおさえて、自由を楽しもう

アパレル知識やデザインセンスが必要になるように感じてしまうオリジナルTシャツづくり。しかし、定評のあるTシャツメーカーとデザインアプリを知っていれば、初めての人でも品質に納得のいくオリジナルTシャツが作れるでしょう。
作りたいTシャツのイメージが固まったら、最適なプリント方法も選ぶことができ、自作かオーダーかも決めやすくなります。
どの素材でどんなデザインを表現するか、その選択を楽しむことができるのがオリジナルTシャツづくりの魅力でもあります。自分だけのデザインを考える自由を楽しみましょう。